2025年4月1日に、Amazon(AWSを含む)でも入社式が行われ、大学、大学院、短期大学、高等専門学校、専門学校を修了・卒業した、約300名の新卒採用社員が集まりました。式典では、リーダーたちからのスピーチや、先輩社員によるパネルディスカッション、わきあいあいとしたランチセッションなどが行われ、会場はフレッシュな雰囲気にあふれました。
Amazonで社会人のスタートを切った新卒採用の社員たちは、実際にどのような環境で働き、夢やキャリアをどう育んでいるのでしょうか。職場の雰囲気やAmazonで働くメリット、キャリア目標など、この春に入社2年目と入社5年目を迎えた2人の先輩社員に聞きました。また、入社式の様子も写真でご紹介します。
積極的に動けば、道はどんどん広がる。挑戦することを楽しんでほしい

呉優眞さんは、2024年4月に入社し、Amazonエンターテインメントメディア事業本部 ビデオゲーム事業部に配属されました。ブランドスペシャリストとして、Amazon.co.jpでゲームに関連する商品やサービスを展開する企業のコンサルティング業務を担当しています。大学では生成AIについて研究していたという呉さんが、なぜAmazonに就職しようと考えたのでしょうか。
「私がAmazonを志望した理由は、主に経営学の学習機会とキャリア開発の可能性にあります。Amazonはグローバルに多様な事業を展開しており、その独自のビジネスの仕組みについて実践的に学べる環境が整っています。さらに、キャリア開発において、国・職種・部門を超えた異動の機会が豊富にあり、自発的なキャリア形成が可能です。さまざまな挑戦ができる点は、理想的なキャリアパスを実現する上で非常に魅力的です。Amazonは事業会社としての強みを持ち、実践的な利益創出に関与しながら幅広いサービスを経験できる点が決め手となりました」(呉さん)
マネージャーとバディの先輩社員のサポートが不安を軽くしてくれた
呉さんがAmazonに入社し、自分に合っていると感じたのは、新卒社員を支える制度や、いろいろな挑戦ができる環境が整っていることでした。入社後すぐに現在のチームに配属となり、そこから1か月ほどかけて、ECサービスとは何かといった業務に関する基本的な内容に加え、どの分野でも必要になるビジネスパーソンとしての仕事への取り組み方や基礎知識を学び、入社2か月後には、マネージャーのサポートを受けながらも、メイン担当として現在も担当する企業のサポートを開始しました。
「最初はとても緊張しましたが、マネージャーや先輩たちが不安を軽くしてくれました。Amazonには、上司にあたるマネージャーだけでなく、年齢の近い先輩社員がバディとなり、導いてくれる制度があります。日常の業務で少しでも疑問を感じたり、わからなかったりしたことは気軽にバディの先輩に聞けますし、マネージャーに相談すれば、たいていのことはすぐに解決できます。入社してからこの1年、孤独を感じたことはありませんでしたね」(呉さん)
また、同期入社の同僚との交流も、呉さんの世界を広げることになりました。
「同期との交流を通じて、新しい施策やコラボレーションの機会が生まれ、そこから他部署や他年次の方々とも知り合うことができ、有意義な意見交換の場を持つことができました。このように、同期とのつながりを基点としながら、より幅広い人々とのコミュニケーションを図ることで、組織における横のつながりと、異なる年次などとの縦のつながりの両方を効果的に構築することができます」(呉さん)
目標は、「この人なら頼れる」と思っていただけるようなブランドスペシャリスト
今、呉さんが取り組んでいるのは、もっと役立つコンサルティング力を身につけることです。

「10年後の目標として、どのベンダー様からも、この人なら頼れると思っていただけるようなブランドスペシャリストになりたいです。データを分析するだけではなく、ベンダー様の現状や未来像もしっかりと把握した上で、ビジネスチャンスを広げる提案ができる存在になれればと思っています。そのために今は、資料やデータを読み込み、実際に商品やサービスも体感しながら、専門性のある領域を築けるように努力しているところです」(呉さん)
また、呉さんは大学での専門が生成AIだったことをマネージャーに伝えたところ、それがきっかけとなり、事業部横断のブランドスペシャリストのメンバーで構成された生成AIの普及・ワークショップを運営する事業部の代表を務めることになりました。積極的な姿勢を示すことで、自分で領域を広げていける可能性があるところも呉さんは気に入っています。
「Amazonの働きやすさは、風通しがよく、自分がやりたいことを実現しやすいことです。新人時代は、どうしても誰かに聞いたり、話したりするのに気後れしがちです。私もそうでした。でも、Amazonではそんな遠慮をする必要はありません。むしろ、わからないことはすぐに聞き、やりたいことはマネージャーやバディに相談するといいと思います。実は先輩方も、新入社員のことをもっと知りたがっているんです。積極的に動けば、道はどんどん広がっていきます。挑戦することを楽しんでほしいです」(呉さん)
Amazonでのインターンの経験でウエルカムな社風を感じ入社を志望

2人目の先輩社員は、AWS(アマゾン ウェブ サービス)プロフェッショナルサービス本部 クラウドインフラアーキテクトの森川恵海さんです。森川さんは、2021年に入社し、今年5年目を迎えました。大好きなディズニー映画をきっかけにCGに興味を持ち、大学では情報科学を専攻。大学院では惑星科学を選択し、月のクレーターの研究をしていたそうです。そして就職先を考えるうちに興味は再びIT業界へ。働きがいと将来性に魅力を感じ、AWSに入社しました。
「大学院の1年生のときに、AWSのインターンに参加する機会がありました。AWSのオフィスで社員の方に教えていただきながら、実際の業務に近い仕事にチャレンジするワークショップです。担当社員の方が『なんでも聞いてね』とフレンドリーでしたし、回答も的確で、とてもわかりやすいものでした。そのウエルカムな雰囲気がワークショップを受けた部署だけでなく、AWS全体のものだと感じたんです。それで、『こんな職場で働きたい』と思いAWSを志望しました」(森川さん)
森川さんの最初の業務は、AWSのお客様をサポートするサポートエンジニアでした。
「仕事を始めたばかりの頃は、お客様に回答するときにとても緊張しました。でも、新しい業務に就いたときには、お客様へ回答を送る前に先輩が確認する仕組みがあるため、大きな不安を感じることなく、仕事が進められました」
成長を促し、キャリアアップを支えてくれる先輩社員たち
そして、森川さんの気持ちをさらに楽にしてくれたのが、Amazonの社風でした。上司であるマネージャーとは、年齢や経験の差はあっても、関係性はとてもフラット。マネージャーや、先輩社員たちは、森川さんの成長を促し、キャリアアップを支えてくれました。

「サポートエンジニアの仕事は楽しかったのですが、入社して3年くらい経った頃だったと思います。ベテラン社員の方が『コンフォートゾーンにいてはいけない』と話していたことが気になり始めました。安住の地にいて、挑戦しなくなっている自分に気づいたんです。もっと成長するために他の経験もしてみたいと考え、2024年の11月にプロフェッショナルサービスに異動を申請しました」
プロフェッショナルサービスは、AWSのクラウドサービスを利用するお客様のビジネスを加速させ、推進する部署です。たとえば、技術の知識は身についてきたけれど、実践する場がないお客様がいらっしゃった場合には、ワークショップを提案し、実践力を身につけていただく。あるいは、新しいアーキテクチャに移行されるお客様をサポートしながら、ビジネス展開の幅を広げるなどの提案を行います。
「クラウドサポートエンジニアは、技術的に深い知識とスキルが要求されます。プロフェッショナルサービスは、お客様のビジネスを成功させるために、視野を広く持ち、さまざまな立場の方とお話ししながら仕事を進めていきます。お客様と関わる時間もプロジェクト単位になるので、クラウドサポートよりは長期的になります。異動したことで、これまでとは違う仕事に関われることが面白いですし、クラウドサービスがどのように社会に役立っているのか、新しい学びがあることにも刺激を受けています」(森川さん)
チームが変わっても同じ方向を向いて進める、行動指針「リーダーシップ・プリンシプル」があるという安心感
森川さんは、Amazonには、共通の行動指針である「リーダーシップ・プリンシプル」が社員に根づいているため、部署を異動しても、同じ目標を理解しあえる安心感があると言います。
森川さんが、16あるリーダーシップ・プリンシプルのなかで、お客様と向き合う際に大切にしているのは、1番目の「Customer Obsession(カスタマー・オブセッション)」です。お客様を中心に考えることにこだわる、という指針です。仕事で迷ったときにも、目指さなければいけない方向性が明確になり、行動がしやすくなるそうです。
恐れずに、新人だからこそできる質問を先輩にぶつけていってほしい
AWSでは、森川さんとは入社年次や経験値が異なる社員たちがいます。以前の部署では、メンターとして新入社員やインターン生をサポートした経験もあります。そんな森川さんが新入社員に伝えたいことは、「経験がないときだからこそ、できることがたくさんある」ということです。
「ぜひ経験豊富な先輩社員に突撃して話を聞いてみてください。それは、入社1年目だからこそできることです。入社して2、3年経つと、どうしても初歩的な質問がしにくかったりします。たとえば、技術的な質問はもちろん、他にも『AWSで働く上で大切なことを教えてください』というような質問です。先輩社員も質問されるのはうれしいことですし、きっと楽しそうに答えてくれると思います」(森川さん)
フレッシュな雰囲気にあふれたAmazonの入社式。約300名が入社し、リーダーや同期たちと交流を深めました



