3月8日の国際女性デー #InternationalWoman’sDay を記念して、日本各地で活躍するAmazon女性社員の声をお届けする「#SheIsAmazon」シリーズ 。今回は、Amazonで商品の輸入と輸出に関する業務を行っている斎藤暖加さんに、Amazonが大切にしているダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包括性)を意味するDEIに関する考えや社内での取り組みについて聞きました。
経験のない仕事のオファーにワクワクしました
斎藤さんは3年前にAmazonに入社し、ジャパンコンシューマーイノベーション事業本部で商品の輸出・輸入に関わる仕事をしています。この部門のミッションは、お客様に代わってイノベーションを起こすこと。お客様のために、より多くの商品を、お買い求めいただきやすい価格でご提供し、さらに便利にご購入いただける環境を作ることを目指しています。
「お客様から喜びの声をいただくことが一番の励みになります。たとえばコロナ禍が始まり世界中の物流が混乱していたとき、シンガポール在住のお客様から『お急ぎオプションで注文したら、日本からの商品がたった4日で届いた』と驚きと喜びのコメントをいただきました。そんなときは本当にうれしく、Amazonを誇りに思います」
斎藤さんは以前は、ヘルスケア関連の企業でグローバル規模の部門横断プロジェクトに携わっていました。ある日、Amazonから求人の案内が届いたことから興味を持ち、面接を受けてみることに。
「私が経験してきた仕事に近い業務だったので面接を受けたのですが、面接後に上司となる方から『輸出の仕事に興味はありませんか』と言われたのです。輸出業務の経験はまったくなかったので、『何の輸出ですか? どんな仕事ですか?』と質問してしまいました。でも、話をするうちに、私に可能性を見出して未経験の業務をオファーするなんて面白い会社だなと思って、ワクワクしてきたんです」
大切にしているのはOwnershipとEarn Trust
斎藤さんは未知の業務にチャレンジすることを決め、Amazonに入社。働き始めてみると、今まで勤務していた企業にはなかったAmazonという職場の魅力に気づきます。それは、自分のキャリアのオーナーシップを持てる環境であることでした。
「Amazonでは、自分自身がこのビジネスのオーナー(社長)であるかのように自分で考え、お客様のためになると思ったことを行動に移せます。自分の裁量で決められる範囲が多くて、迷ったときはまず、『自分がどうしたいか』を考えたうえで上司に相談し、アドバイスをもらいます。責任は伴いますが、やりがいの大きい仕事です」
Amazonには「リーダーシップ・プリンシプル(LP)」と呼ばれる16の行動指針があります。Amazonの社員はさまざまな場面でこれを活用し、ビジネス上の決定をしたり、新しいサービスを考えたりしています。16のLPの中で、斎藤さんが最も気に入っているのは「Earn Trust」。誰もが率直に話し合い、互いに敬意をもって接し、信頼関係を築こうという意味のLPです。
「どの商品も、数えきれないほど多くの人たちの手を通ってお客様の元に届けられます。すべてのチームが心を一つにして協力し合うからこそ、実現できるサービスです。そのためにはお互いが心を開き、信頼(Trust)することが大事。だからEarn Trustが好きなんです」
違いを認め合い、みんなが心地よい環境を作る
職場について、斎藤さんが評価しているポイントの一つが、AmazonがDEIを重視していること。DEIとは、ダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包括性)の略。AmazonはDEIを重視し、多様な視点を持つことでお客様のための発明を生みだしていけると考えています。
「わが家は韓国人の夫と2人の子どものいる4人家族で、子どもの1人には障がいがあります。家庭の中に言葉や文化の違いがあり、1人ずつサポートが必要なところも違います。そんな環境で暮らしているので、『人間はそれぞれ違う』ということは、私の人生の一部なんです」
一人ひとりの違いを自然に認め合い、みんなが心地よい環境を作ることが、斎藤さんのライフワーク。AmazonでDEIを推進する活動が立ち上がったとき、斎藤さんは真っ先にリーダーに立候補しました。現在は、多様な人材にAmazonを魅力的な職場として認識してもらえるよう施策の企画と実行を担当しています。
「Amazonの職場環境は多様性に満ちていて、国籍、年齢、キャリアもさまざま。1つの物事に対して違う意見を持っていても、議論を重ねた上で最良の選択をするというカルチャーがあるんです」
家事や子育ては大切なプライベートの時間
Amazonで働き始めてから、斎藤さんは男女の違いを意識したことがないと言います。能力があればジェンダー(社会的に形成された性別)に関係なく昇進のチャンスがあり、プライベートな時間の使い方も、ジェンダーに違いはありません。
「Amazonで働く人の多くは、職場でも家庭でもジェンダーの平等を当たり前と考えているようです。男性も『子どもの行事があるから』などと話して休暇をとりますし、子育てや家族のケアを男性女性どちらかの仕事という固定観念を持っていないです」
斎藤さん自身も、家族と過ごすプライベートの時間を大切にしています。都心から離れたところに住居を構え、裏にある畑で野菜を育てるのが斎藤さんの趣味。春にはさまざまな野菜の苗を植え、夏になると収穫した野菜で料理をし、家族と食事をしながらワインを楽しみます。
仕事、そして家事や子育て、趣味も含めて「やりたいこと」があるから、プライベートの時間を持ち、仕事と調和させる。Amazonでは、そんな時間の使い方を尊重するワークライフ・ハーモニーを大切にしています。Amazonではジェンダーにかかわらず、あらゆる違いを尊重し、誰もが生き生きと輝ける職場環境の実現を推進しています。