物流からAWSまでAmazonを支える仕事をバーチャルツアーで紹介
「Amazon Family Day」は、社員の皆さんとそのご家族に、Amazonから感謝の気持ちを伝えるイベントです。Amazon Japan Official YouTube で公開されたAmazon Family Dayの動画では、社員とそのご家族から「もっと知りたい」という声が多かった、物流拠点であるフルフィルメントセンター(FC)とデリバリーステーション、そしてお客様に最高の体験をお届けするために、商品撮影、CM制作、スタートアップ企業支援の現場で働く3人の社員を紹介しました。
この前編では、物流拠点であるフルフィルメントセンター(FC)とデリバリーステーションをご紹介します。
社員とご家族に感謝の気持ちを込めて
Amazon Family Dayの動画は、日本でのAmazonの物流部門を担当しているジャパン オペレーションズ ディレクターの島谷恒平さんのあいさつから始まりました。
「Amazonの『Family Day』にご参加いただき、ありがとうございます。Amazonは、地球上で最もお客様を大切にする企業、そして地球上で最高の雇用主となり、地球上で最も安全な職場を提供することを目指して、さまざまな取り組みを行っています。職場での安全対策はもちろん、社員とそのご家族に、感謝をお伝えするために行っているこのFamily Dayも取り組みの一つです。このコロナ禍の中、それぞれの業務に励んでくださっている皆さんとそのご家族に、まずは感謝を申し上げます」
島谷さんは、FCやデリバリーステーションを紹介するバーチャルツアーについて説明したのちに、Amazon全体のチームワークについて「Amazonの物流拠点は、FCで働く社員を含めて、Amazonで働く全員の知恵と工夫と、努力が最終的に形になる場所です。物流を担当する私たちの前の工程でも、各Amazonのチームが努力し、連携し、地球上で最もお客様を大切にする企業を目指しています」と話しました。
Amazonの物流を紹介するバーチャルツアー
島谷さんのあいさつが終わると、昨年埼玉県川口市にオープンした「川口フルフィルメントセンター」から物流拠点のバーチャルツアーがスタート。Amazonで販売される商品の保管、受注、梱包、発送を行うFCは、Amazonの心臓部とも呼ばれる施設で、日本各地に整備され全国に商品を速やかにお届けできるように工夫されています。どうやって、たくさんの商品をスピーディにお客様へお届けしているのかをご紹介していきます。
館内のさまざまな安全対策
FCに入る際、気を付けなくてはならないのが、まず服装。安全のために、スカートやスカーフ、アクセサリーなど機械に巻き込まれる可能性がある衣服、また滑りやすい革靴なども着用できません。パンツスタイルにスニーカーがベストです。
エントランスでは検温や手指の消毒が行われ、壁や床には2mの距離がわかる、ソーシャルディスタンス用のマークやポスターが表示されています。それだけではなく、仕事中や休憩中もソーシャルディスタンスを意識できるように、トレーニングできる「ディスタンスアシスタント」と呼ばれるAI搭載のカメラシステムが独自開発されています。ディスタンスアシスタントのあるエリアでは、人と人との距離が2m以内になると、大画面モニターで音と色で知らせます。そうした経験をすることで2mの間隔が身に付くようになっています。
暑い時期には、熱中症対策も欠かせません。巨大な空調設備なども使い、常に適温に保つように配慮されています。また、スタッフが水分補給しやすいよう、給水スペースもFC内のあちこちに設置されています。食事や休憩に使われるカフェもテーブルごとにアクリル板で仕切るなど、新型コロナ感染症対策が徹底されていました。
FCとデリバリーステーションで行われている工程と欠かせない業務
FC内では、商品の入荷、保管のための棚入れ、受注後の商品の棚出し、梱包、出荷を行っています。まずは、入荷からご紹介します。
物流拠点での仕事1:入荷
あらかじめ指定されている時間に、トラックが到着すると、次々に輸送用段ボールが開梱され、商品ごとにFC内の指定された場所に送られます。
物流拠点での仕事2:棚入れ
開梱された商品は、バーコードで管理され、商品保管棚に収められます。その時活躍しているのがAmazon Roboticsです。小さなロボットが黄色い商品棚を持ち上げ、FC内の決められたエリア内を自走し、商品が入れられるスペースがある棚をスタッフのもとに持ってきてくれます。Amazon Roboticsは、スタッフが広いFCを歩き回らなくてすむようにした、人にやさしい技術です。ちなみに、大型の商品や壊れやすい商品などは、別の場所にある固定された棚に保管されます。
物流拠点での仕事3:在庫管理
商品の在庫に重要な役割を果たしているのが、「在庫管理チーム」です。お客様のもとに商品が速やかに届けられるよう、商品が正しい位置に保管されているか、破損していないかなど商品の状態をチェックしています。
物流拠点での仕事4:メンテナンス
オレンジ色のつなぎを着ている「メンテナンスチーム」は日夜、FC内のさまざまな機械類や建物の設備を最適に整備しています。Amazon Roboticsも彼らが整備しています。
物流拠点での仕事5:棚出し
お客様から注文が入ると、システムから商品が通知されます。1点1点バーコードで確認しながら商品棚からピックアップします。Amazon Roboticsの棚では、その商品が入っている場所を、ライドで照らしてくれるので、スタッフは商品を見つけやすくなっています。ピックアップされた商品はコンテナに入れられ、次の工程に送られます。
物流拠点での仕事6:梱包
コンテナが梱包台に到着し、バーコードを読み取ると、商品サイズに合った梱包材が指定されます。段ボールに貼る梱包テープも自動的にちょうどよい長さでカットされます。緩衝材をつめて、箱にテープを貼るまで鮮やかな手つきで次々と商品が梱包されます。
物流拠点での仕事7:出荷
梱包された商品の箱はコンベアに載せられ、お届け先のシールが貼られたあと、配送エリアごとに配送トラックの近くまで運ばれます。それをトラックに詰められるよう、コンテナに載せると、トラックの運転手さんが次の場所へ運んでくれます。
FCから出荷された商品はトラックで、最終的にお客様にお届けする「ラストマイル」と呼ばれるパートを担う拠点、デリバリーステーションに運ばれます。
物流拠点での仕事8:仕分け
首都圏など、人口の多いエリアへお届けする商品は、デリバリーステーションでより細かな配送エリアごとに仕分けされます。仕分けされた商品はドライバーの皆さんに引き継がれます。
Amazon Flexドライバー
Amazonにはさまざまな配送手段があり、その一つが、黒ナンバーの軽貨物車を持つ個人事業主の方たちに配送業務をお願いする「Amazon Flex(フレックス)」です。ドライバーさんがあらかじめ、自分が勤務できる時間と場所を選んで予約し、デリバリーステーションに商品を受け取りに来て、お客様の元へ配達します。
ここまでが、Amazonの物流拠点でのツアー。続いて後編では、Amazonでユニークな仕事をしている3人をご紹介します。
Amazonの物流拠点と社員たちをバーチャルツアーでご紹介【後編】はこちら