Prime Video(プライムビデオ)は、『Prime Video Boxing 12 in Las Vegas』として、2025年5月5日(月・祝/現地時間:5月4日。日本時間午前8時30分より)、アメリカのネバダ州ラスベガス、T-モバイル・アリーナで行われる4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、井上尚弥選手(大橋)対ラモン・カルデナス選手(アメリカ)とWBO世界フェザー級タイトルマッチ、ラファエル・エスピノサ選手(メキシコ)対エドワード・バスケス選手(アメリカ)とのダブル世界戦、東洋太平洋フェザー級王者の中野幹士(帝拳)とペドロ・マルケス(プエルトリコ)のフェザー級10回戦を独占ライブ配信します。
2022年4月のゲンナジー・ゴロフキン選手(カザフスタン)対村田諒太氏(帝拳)のWBA、IBF世界ミドル級王座統一戦に始まり、Prime Videoでは那須川天心選手(帝拳)のプロデビュー戦から今年2月の第6戦まで、さらに中谷潤人選手(MT)、寺地拳四朗選手(BMB)、ユーリ阿久井政悟選手(倉敷守安)、井上拓真選手(大橋)、堤聖也選手(角海老宝石)、岩田翔吉選手(帝拳)、アンソニー・オラスクアガ選手(アメリカ/帝拳)ら世界のトップ選手の戦いを配信してきました。この3年間で配信した世界戦は29試合。今回が節目の30試合目、31試合目の世界戦となります。ボクシングの迫力、醍醐味を多くの方にお伝えすることができたと確信しています。
今回の第12弾は、ボクシングの聖地と言われるラスベガスからの独占ライブ配信となります。メキシコでは5月5日(Cinco de Mayo=シンコ・デ・マヨ)は戦勝記念日であり、その週に開催されるスポーツイベントにメキシコ系選手が出場すると大きな注目と盛り上がりを見せることで知られています。今回、井上選手に挑むカルデナス選手はメキシコ系アメリカ人で、ダブル世界戦に出場するエスピノサ選手もメキシコが期待する世界王者です。そんな中、世界戦24連勝(22KO)を収めている4階級制覇王者の井上選手がどんなパフォーマンスを見せるのか注目されます。
試合日:5月5日(月・祝)(日本時間。現地時間5月4日)
配信開始時間:日本時間午前8時30分(予定)
会場:ラスベガス・T-モバイル・アリーナ
※選手のランキングは2025年3月10日時点。年齢は試合時
WBA、WBC、IBF、WBO 4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
4団体統一王者 井上尚弥(32=大橋)29戦全勝(26KO)
vs WBA2位、IBF8位、WBO10位 ラモン・カルデナス(29=アメリカ)27戦26勝(14KO)1敗
WBO世界フェザー級タイトルマッチ
王者 ラファエル・エスピノサ(31=メキシコ)26戦全勝(22KO)
vs WBO11位 エドワード・バスケス(29=アメリカ)20戦17勝(4KO)2敗1無効試合
フェザー級10回戦
東洋太平洋フェザー級王者 中野幹士(29=帝拳)12戦全勝(11KO)
vs ペドロ・マルケス(30=プエルトリコ)16勝(10KO)1敗
『Prime Video Boxing 12 in Las Vegas』 試合の見どころ
WBA、WBC、IBF、WBO 4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
井上尚弥選手にとって、ラスベガスのリングは4年ぶり3度目
ライトフライ級、スーパーフライ級、バンタム級、そして現在のスーパーバンタム級の4階級で世界王座獲得を果たしている井上選手は、階級の壁を超えた格付けランキングとも言えるパウンド・フォー・パウンド(PFP)の上位常連としても知られています。アメリカの老舗専門誌「RING MAGAZINE」では過去に2度、PFP1位にランクされた実績を持っています。スピード、パワー、テクニック、スタミナ、タフネス、経験値などに加えボクシングIQも高い万能型の選手です。2020年以降、現在まで10連続KO勝ちを収めており、30歳を超えてなお勢いを増している印象があります。
そんな「モンスター」にとって4年ぶり3度目のラスベガスのリングとなります。コロナ禍真っ最中の2020年10月に行われたジェーソン・モロニー選手(オーストラリア)とのWBA、IBF世界バンタム級タイトルマッチ(7回KO勝ち)は無観客試合で行われたもので、2021年6月のマイケル・ダスマリナス選手(フィリピン)戦(3回KO勝ち)は収容能力2,000人ほどの会場でした。
今回は最大で2万人のキャパシティを持つT-モバイル・アリーナでの試合となります。井上選手は「不安があるとすればどれだけの観客が入ってくれるのかという点」と話しています。
ランカーを連破して勢いづく「ダイナマイト」
挑戦者のカルデナス選手は1995年11月7日、アメリカのテキサス州サンアントニオ出身の29歳。2014年全米選手権でベスト8に入るなどアマチュアで活躍後、2015年7月に1回KO勝ちでプロデビュー。13戦目の初10回戦で判定負けを喫したのがキャリア唯一の敗北です。その後は8年間に14連勝(7KO)を収めています。2023年5月には来日経験もある元IBF世界スーパーフライ級王者のロドリゴ・ゲレロ選手(メキシコ)に2回終了TKO勝ち。次戦ではWBA5位にランクされていたラファエル・ペドロサ選手(パナマ)に2回KO勝ちを収め、入れ替わりに世界15傑入りを果たしました。
昨年2月、イスラエル・ピカソ選手(メキシコ)との世界ランカー対決では相手のアゴを骨折させて6回終了時点で棄権に追い込みました。その2か月後にもリングに上がり、9回KO勝ちを収めてWBA北米大陸スーパーバンタム級王座を獲得。直近の試合は今年2月8日で、井上のスパーリング・パートナーを務めたこともあるWBA9位のブライアン・アコスタ選手(メキシコ)に10回判定勝ちを収めています。
「Dinamita(ディナミタ=ダイナマイト)」というニックネームを持つカルデナス選手は身長165㎝の右ボクサーファイターで、前に出ながら速く伸びのある左ジャブを突き、右クロスや左フックを狙ってくるタイプです。特に距離が合ったときに狙いを定めて強振してくる左フックは要注意と言えそうです。
日本のみならず世界中の注目を集める「モンスター」が聖地でも圧倒的な強さを見せつけるのでしょうか。それともカルデナス選手が「ダイナマイト」を爆発させるのでしょうか。
WBO世界フェザー級タイトルマッチ
KO率85%の長身王者 vs 防御技術に長けた挑戦者
WBO世界フェザー級王者のエスピノサ選手は身長185㎝、リーチ188㎝というフェザー級規格外ともいえる体格の持ち主で、今回が3度目の防衛戦となります。一昨年12月、五輪で2大会連続金メダルを獲得したロベイシ・ラミレス選手(キューバ)を破って戴冠を果たし、昨年6月にはセルヒオ・サンチェス選手(メキシコ)から3度のダウンを奪って4回TKO勝ち。2度目の防衛戦では前王者のラミレス選手を6回終了TKOで返り討ちにしています。一発で仕留めるタイプではありませんが、打ち下ろしの右に加え中近距離で放つ左右フックとアッパーは鋭角的で、相手にとっては見えづらいパンチといえるかもしれません。
挑戦者のバスケス選手は2016年2月にプロデビューし、無判定試合を挟んで11連勝をマーク。3年前に10回判定で初黒星を喫しましたが、このときの相手はのちに世界王者になるレイモンド・フォード選手(アメリカ)でした。2023年7月にIBFインターコンチネンタル王座を獲得し、その余勢を駆って4か月後にはジョー・コルディナ選手(イギリス)の持つIBF世界スーパーフェザー級王座に挑戦。最後まで王者を苦しめましたが、小差の判定負けに終わっています。その後、再起2連勝を収めて今回の挑戦につなげました。
上体を上下に動かしながらテンポのいいボクシングをする右ボクサーファイターで、ブロッキングやスリッピングなど防御面の巧さが光る選手です。
85%のKO率を誇るエスピノサ選手が攻め勝つのでしょうか、それともバスケス選手が巧妙に迎え撃って番狂わせを起こすのでしょうか。
フェザー級10回戦
KO率92%の中野 vs KO率59%のマルケス
近い将来の世界挑戦を見据え、中野選手が初めてアメリカのリングに上がります。中野選手はアマチュアで77戦(68勝48KO9敗)を経験後、2018年10月にプロデビュー。コロナ禍のなか試合間隔が空いた時期もありましたが、昨年9月に東洋太平洋フェザー級王座を獲得。今年1月には初防衛も果たしています。サウスポーの万能型強打者で、左ストレートだけでなく上下に打ち分ける回転の速いコンビネーションに定評があります。すでに主要4団体すべてで世界15位以内に入っており、これをクリアすれば初の世界挑戦が見えてくるはずです。
マルケス選手は2015年2月にプロデビュー。2戦目に、のちの世界ランカー、ルイス・レブロン(プエルトリコ)に4回判定負けを喫しましたが、以後は15連勝中です。2020年1月にNABO北米フェザー級王座を獲得してWBOの世界ランク入りを果たしましたが、コロナ禍で試合間隔が空いたため現在は圏外にいます。両ガードを高く揚げた構えでプレッシャーをかけつつ、機を見てコンパクトな右ストレートを放つ右のボクサーファイター型です。その一方、チャンス時には左右フックでラフに攻め込んでくることもあります。アメリカのリングは今回が初めてとなります。
中野選手が92%、マルケス選手が59%と両者とも高いKO率を誇るだけに初回から目の離せないスリリングな試合になりそうです。
『Prime Video Boxing 12 in Las Vegas』のゲストが決定

また、『Prime Video Boxing 12 in Las Vegas』のゲストが決定しました。
今回は『Prime Video Presents Live Boxing 1』でゲンナジー・ゴロフキン選手と激闘を繰り広げ、これまでのキャリアでラスベガスでの試合経験もある村田諒太さんをゲスト解説に、「スピードキング」の愛称で親しまれ、ラスベガスでラファエル・マルケス(メキシコ)を相手にメインイベントを務めて防衛を果たした元WBC世界スーパーバンタム級王者の西岡利晃さん、「神の左」と呼ばれた左ストレートを武器にWBC世界バンタム級王座を12度防衛した山中慎介さんを解説にお迎えします。進行は増田美香アナウンサーが担当します。
ゲスト解説としてご登場いただく村田諒太さんは、次のようにコメントしています。
「この度の『Prime Video Boxing 12 in Las Vegas』はボクシングの聖地で行われます。これまでも井上尚弥選手はラスベガスでも試合をしてきていますが、今回はビッグマッチが多く行われてきたT-モバイル・アリーナが舞台です。このリングで、日本が世界に誇る「モンスター」がどんな試合を見せてくれるのか。王者に挑戦するラモン・カルデナス選手がどのようなファイトを見せてくれるかにも注目です。皆さん、ゴールデンウィークは『Prime Video Boxing 12 in Las Vegas』でぜひ一緒に盛り上がりましょう!」
『Prime Video Boxing 12 in Las Vegas』配信予定試合
配信日:日本時間2025年5月5日(月・祝)
配信開始時間:日本時間午前8:30(予定)
第1試合:フェザー級10回戦 中野幹士(帝拳) vs ペドロ・マルケス(プエルトリコ)
第2試合:スーパーライト級8回戦 エミリアーノ・バルガス(アメリカ) vs ファン・レオン(スペイン)
第3試合:ウェルター級10回戦 ロハン・ポランコ(ドミニカ共和国) vs ファビアン・マイダナ(アルゼンチン)
第4試合:WBO世界フェザー級タイトルマッチ ラファエル・エスピノサ(メキシコ) vs エドワード・バスケス(アメリカ)
第5試合:WBA、WBC、IBF、WBO 4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 井上尚弥(大橋) vs ラモン・カルデナス(アメリカ)
作品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGF5DXLD/
※『Prime Video Boxing 12 in Las Vegas』の視聴にはAmazonプライム会員登録が必要です(Amazonプライムについて詳しくはamazon.co.jp/primeへ)。
※一部、情報解禁等の都合上、配信予定をお知らせできない配信作品がございます。また、配信開始日時は変更になる可能性がございます。あらかじめご了承ください。
『独占密着 5.5 PRIME VIDEO BOXING 12 in LAS VEGAS 井上尚弥ラスベガス決戦直前SP』配信中
アメリカ・ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナ、約2万人収容の大規模会場でメインイベンターとしてリングに立つ「モンスター」井上尚弥選手。この日本人ボクサー初の快挙となる大舞台を目前に独占密着したコンテンツをPrime Videoで配信しています。今や世界中のボクシングファンから注目される井上選手、国内外の解説者や元世界王者など多くの関係者にインタビューを重ねて、「モンスター」の実像を浮き彫りにしていきます。日本が世界に誇る現代最高のボクサー井上尚弥は、今、何を語るのか。そして何を見据えているのか。ぜひ『Prime Video Boxing 12 in Las Vegas』と合わせてお楽しみください。
作品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0DKKKBLZN/
『ボクシングナビ~プレミアムラウンジ Vol.10』
Prime Videoのボクシング専門情報番組『ボクシングナビ~プレミアムラウンジ』。今回は、4年ぶりにラスベガス上陸を果たす井上尚弥選手の魅力に迫ります。エピソード1では、ナビゲーターの香川照之氏が元世界3階級制覇王者・長谷川穂積氏、元WBC世界バンタム級王者・山中慎介氏、元WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太氏、ボクシングフォトグラファー・福田直樹氏とともに徹底討論。ベストパンチは? ベストファイトは? 今後のボクシングスタイルは? 井上尚弥選手をマニアックに解析します。エピソード2には、父でトレーナーの井上真吾氏が登場。井上家独特の教育法から爆笑エピソードまで、井上尚弥選手の知られざる秘密が明かされます。
今回の第12弾は、ボクシングの聖地と言われるラスベガス・T-モバイル・アリーナからの独占ライブ配信となります。メキシコでは5月5日(Cinco de Mayo=シンコ・デ・マヨ)は戦勝記念日であり、その週に開催されるスポーツイベントにメキシコ系選手が出場すると大きな注目と盛り上がりをみせることで知られています。今回、井上選手に挑むカルデナス選手はメキシコ系アメリカ人で、ダブル世界戦に出場するエスピノサ選手もメキシコが期待する世界王者です。そんな中、世界戦24連勝(22KO)を収めている4階級制覇王者の井上選手がどんなパフォーマンスを見せるのか注目されます。これらの試合は、Prime Videoが独占ライブ配信します。日本のプライム会員の皆様は追加料金なしで『Prime Video Boxing 12 in Las Vegas』をご視聴いただけます。