Prime Video(プライムビデオ)は『Prime Video Boxing 13』として、2025年6月8日(日)、東京・有明コロシアムで行われる世界バンタム級王座統一戦、WBC王者・中谷潤人選手(M.T) 対 IBF王者・西田凌佑選手(六島)と、同じバンタム級でWBC1位、WBA2位、WBO2位、IBF4位にランクされる那須川天心選手(帝拳) 対 WBA同級6位のビクトル・サンティリャン選手(ドミニカ共和国)の10回戦、さらにアマチュアで世界選手権優勝の実績を持つ坪井智也選手(帝拳)のプロ第2戦を独占ライブ配信します。

2022年4月のゲンナジー・ゴロフキン選手(カザフスタン)対村田諒太氏(帝拳)のWBA、IBF世界ミドル級王座統一戦を皮切りに、Prime Videoでは3年間に11度の注目イベントをライブ配信してきました。2025年5月4日(日本時間5日)には、アメリカのラスベガスで行われる井上尚弥選手(大橋) 対 ラモン・カルデナス選手(アメリカ)の4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチを『Prime Video Boxing 12』として独占ライブ配信する予定です。

井上尚弥選手、中谷潤人選手、寺地拳四朗選手(BMB)、那須川天心選手らトップ選手たちの激闘を配信することでボクシングの醍醐味、迫力をお伝えすることができたと確信しております。

今回の第13弾では、日本が4団体王座を独占しているバンタム級のWBC王座とIBF王座の統一戦、中谷潤人選手対西田凌佑選手のカードが組まれています。30戦全勝(23KO)の中谷選手、10戦全勝(2KO)の西田選手、長身サウスポー同士のカードとなります。また、次期王者候補と目されている那須川天心選手は世界前哨戦に臨みます。課されたハードルをクリアして、秋に計画されている大舞台に辿り着くことができるのか注目されます。

試合予定

開催日:2025年6月8日(日)

WBC、IBF世界バンタム級王座統一戦
WBC世界バンタム級王者 中谷潤人(27=(M.T)30戦全勝(23KO) 
vs IBF世界バンタム級王者 西田凌佑(28=六島)10戦全勝(2KO)

バンタム級10回戦
WBC1位、WBA2位、WBO2位、IBF4位 那須川天心(26=帝拳)6戦全勝(2KO)
vs WBA6位 ビクトル・サンティリャン(29=ドミニカ共和国)15戦14勝(5KO)1敗

WBOアジアパシフィック バンタム級王座決定戦(10回戦)
WBOアジアパシフィック バンタム級2位 坪井智也(29=帝拳)1戦全勝
vs WBO 12位 バン・タオ・トラン(32=ベトナム)19戦18勝(10KO)1敗

2025年6月8日(日)に東京・有明コロシアムで行われるこれらの注目ファイトをPrime Videoが独占ライブ配信します。日本のAmazonプライム会員の皆様は追加料金なしでご視聴いただけます。


『Prime Video Boxing 13』試合の見どころ

WBC、IBF世界バンタム級王座統一戦

中谷選手は中学卒業後に単身アメリカに渡り、ロサンゼルスのルディ・エルナンデストレーナーの指導を受け、帰国後の2015年4月に17歳でプロデビュー。翌年には全日本新人王に輝き、2019年には日本フライ級王座を獲得。2020年11月にWBO世界フライ級王座、2023年にWBO世界スーパーフライ級王座、そして2024年にWBC世界バンタム級王座を獲得し、3階級制覇を成し遂げました。身長173cm、リーチ174cmの恵まれた体格を生かしたアウトボクシングだけでなく中近距離での打撃戦もこなすサウスポーの万能型で、77パーセントのKO率が示すようにパンチ力もあります。特にさまざまな角度や絶妙なタイミングで繰り出す左は相手にとっては脅威といえます。バンタム級転向後は4連続KO勝ちと勢いを増している印象です。

IBF王者の西田選手はアマチュア(50戦37勝13敗)を経て2019年10月にプロデビュー。3戦目に世界挑戦経験者の大森将平選手(ウォズ)に8回判定勝ちを収め、次戦では元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾選手(Ambition/志成)を破ってWBOアジアパシフィック バンタム級王座を獲得しました。この王座を3度防衛後の昨年5月、IBF世界バンタム級王者のエマヌエル・ロドリゲス選手(プエルトリコ)に挑戦。4回に左ボディブローダウンを奪って12回判定勝ち、わずか9戦目で世界王座を獲得しました。昨年12月の初防衛戦ではアヌチャイ・ドンスア選手(タイ)を7回KOで退けています。身長170cm、リーチ173cmのサウスポーで、アウトボクシングをベースに中近距離での戦いもこなすタイプです。

両選手は今年2月、中谷選手がダビド・クエジャル選手(メキシコ)を3回KOで退けたリング上で対面。防衛を果たしたばかりのWBC王者が「試合前はWho’s Nextと言ったんですが、西田選手、やりましょう!」と呼びかけるとIBF王者も「自分も中谷選手と戦いたいと思っていたので、ぜひ!」と即答。その流れで今回の統一戦が正式決定した経緯があります。

過去に日本人同士の世界王座統一戦は井岡一翔選手 vs 八重樫東選手、寺地拳四朗選手 vs 京口紘人選手、寺地拳四朗選手 vs ユーリ阿久井政悟選手と3度ありますが、いずれも意地と意地がぶつかり合う激闘になっています。中谷選手はもちろんのこと西田選手も数字以上にパンチ力があるため、駆け引きを交えたスリリングな試合が期待できそうです。

那須川天心が世界前哨戦

「神童」としてキックボクシングで一世を風靡した那須川天心選手は、2023年4月にボクシングに転向。3戦目、4戦目と連続して世界ランカーを破り、昨年10月には5戦目でWBOアジアパシフィック バンタム級王座を獲得しました。世界上位に進出後の今年2月、前WBO世界バンタム級王者のジェーソン・モロニー選手(オーストラリア)と対戦。右ストレートを浴びて腰を落とすなど危ない場面もありましたが、それ以外は巧みに出入りしながら相手をコントロールしてポイントを重ね、97対93、97対93、98対92の3-0で10回判定勝ちを収めました。この勝利後は主要4団体すべてで4位以内にランクされています。

サンティリャン選手は15戦14勝(5KO)1敗の戦績を残しているサウスポーです。アマチュアを経て7年前にプロに転向し13連勝をマーク。2023年6月、来日して石田匠選手(井岡)とのWBA世界バンタム級挑戦者決定戦に臨み12回をフルに戦い切りましたが、1対2の判定負けを喫しています。これがプロ唯一の敗北です。昨年6月の再起戦(10回判定勝ち)を挟み、那須川戦に臨みます。ガードを高めに置いた構えから上体を小刻みに振りながらフェイントを多用するサウスポーのボクサーファイター型です。

那須川選手は2月、モロニー選手を下してプロ6連勝(2KO)を収めたリング上でWBO王者の武居由樹選手(大橋)と対面。握手して近い将来の対戦を誓い合いました。武居選手が5月に初防衛戦を控えており、那須川選手も今回の前哨戦をクリアしないことには先が見えてきませんが、4団体の王座を日本人が独占している状況に変わりはありません。スイッチヒッターのWBA王者・堤聖也選手(角海老宝石)を含めれば4王者全員が左構えということもあり、今回の那須川選手の相手にサウスポーが選ばれた経緯があります。最後のハードルを越えれば11月にも世界戦という流れになりそうです。

坪井はプロ2戦目で世界12位と対戦

アマチュア時代に世界選手権優勝の実績を持つ坪井選手は今年3月に2回TKO勝ちでプロデビュー。今回が第2戦となります。初陣となったブーンルエン・ファヨン(タイ)との試合では初回からWBOアジアパシフィック2位を圧倒。2回に高速連打を浴びせて鮮やかなTKO勝ちを収めています。

今回の相手、バン・タオ・トラン選手(32=ベトナム)は2015年10月にプロデビューした右のボクサーファイター型で、ここまで19戦18勝(10KO)1敗の戦績を残しています。ホームのベトナムだけでなく韓国、フィリピン、タイ、オーストラリア、カンボジアで試合経験があり、2024年5月にはWBOグローバル バンタム級王座を獲得しています。現在はWBO世界バンタム級12位にランクされています。踏み込んでワンツーを放ったり右から左で攻め込んでみたりと変則的なところがある選手で、雑な面はありますが右は要注意と言えそうです。

坪井選手にとってはデビュー戦に続く高いハードルとなりますが、勝てば世界15傑入りが濃厚となります。リスクをともなうカードですが、勝ったときのリターンも大きい試合と言えます。


『Prime Video Boxing 13』配信予定

WBC、IBF世界バンタム級王座統一戦
WBC世界バンタム級王者 中谷潤人(27=M.T)vs IBF世界バンタム級王者 西田凌佑(28=六島)

バンタム級10回戦
WBC1位、WBA2位、WBO2位、IBF4位 那須川天心(26=帝拳) vs WBA6位 ビクトル・サンティリャン(29=ドミニカ共和国)

WBOアジアパシフィック バンタム級王座決定戦(10回戦)
WBOアジアパシフィック バンタム級2位 坪井智也(29=帝拳) vs WBO 12位バン・タオ・トラン(32=ベトナム)

※試合順は未定です。
※選手の年齢は試合日を基準としています。

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