Amazonの社員有志グループglamazon Japan Osaka(グラマゾンジャパン大阪)」が、性の多様性を認め合い、わかちあう、関西で最大規模のイベント「レインボーフェスタ!2023」に参加しました。今年は、ブースを初めて出展。ブースではAmazonのパーソナル AIアシスタント、Alexa(アレクサ)搭載の「Echo Show 8(エコーショー 8)」を体験してもらいながら、数多くの来場者と和やかに交流し、午後からのレインボーパレードでも存在感をアピールしました。

glamazon Japan OsakaがLGBTQ+支援に取り組む理由

Amazonは、ダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包括性)を 総称した言葉、DEI(ディー・イー・アイ)を推進しています。その取り組みのなかには、事業部や拠点の垣根を超えて、Amazonの社員が参加する13のアフィニティグループがあります。glamazon(グラマゾン)は、LGBTQ+と「アライ」と呼ばれる支援者たちのコミュニティを中心に、多様性を考える機会と情報を社員に提供することで、すべての人にとってAmazonが働きやすい職場になるように支援するアフィニティグループの一つです。

関西地方に勤務するAmazonの社員による有志グループglamazon Japan Osakaが10月8日、大阪市内で開催された「レインボーフェスタ!2023」に参加しました。

3回目の参加となる今年は、レインボーパレードに参加するだけでなく、初めての試みとして、会場にブースを設けました。ブース内には、Amazonが開発したパーソナルAIアシスタント、「Alexa(アレクサ)」を搭載したEcho Show 8(第2世代)を設置。来場者にAlexaとじゃんけんをしたり、Alexaに歌を歌ってもらったりなどの体験をご利用いただきました。また誰もが働きやすい職場について語り合うスペースを整えました。その準備に奔走したのは、glamazon Japan Osakaのメンバーたちです。

Amazon Echo show8を指さしてスマートホームを説明している
Alexaの体験コーナー
Amazon Echo show 8でじゃんけんをしている
Alexaの体験コーナー。じゃんけんをしている様子
glamazon japan osakaのブースの前で「あなたにとって働きやすい職場とは?」と書かれたプラカードを持つ女性
glamazon Japan Osakaのブース

リーダーを務めるのは、倉橋充樹さん。日本での発足時からglamazon Japan Osakaに参加し、今年からリーダーになりました。「レインボーフェスタ!」にブースを出すのは、長年の夢だったそうです。

PROUD TO BE MEと書かれた黒いTシャツを着た男性
倉橋充樹さん

「これまでのように、ただパレードに参加して、Amazon Japanの多様性における取り組みをアピールするだけでなく、ブースを設けることで、社外の当事者の方やアライの方とコミュニケーションを取り、リアルな声を頂戴したいという思いがありました。そこで、Alexaを体験いただくコーナーと併設して、皆さんにとっての働きやすい職場とは何かをカードに書いていただくコーナーを設けました。ちなみに、私を含め、glamazon Japan Osakaのメンバーは皆Alexaデータサービス勤務ということもあり、ブースにEcho Showを置くことはすぐに決まりました」(倉橋さん)

もう1人のメンバー、武富名由子さんはアライとしてglamazon Japan Osakaに参加しています。武富さんにとって、メンバーとの交流は、働く励みになっているそうです。

PROUD TO BE MEと書かれた紫色のTシャツを着た女性
武富名由子さん

「とくにコロナ禍の頃は在宅勤務だったため、1人で黙々と働くことが多かったんです。そんななか、オンラインで定期的に行っていたglamazon Japan Osakaとのミーティングは、いつも和気あいあいと盛り上がり、心の支えになっていました。イベントの準備もあれこれとアイデアが湧いてきました」(武富さん)

リアル体験を通して感じる新たな気づきと人の温かさ

レインボーパレードの当日は、あいにくの小雨模様。でも、イベントのブース内は熱気にあふれていました。「あなたにとって働きやすい職場とは?」と書かれたボードには、来場者が書き込んだメッセージがたくさん貼られました。お揃いのglamazonTシャツを着たメンバーと、イベントのサポートに駆けつけたAmazonの社員たちは、生き生きと来場者にAlexaの特徴や使い方を説明したり、「レインボーフェスタ!」に集う楽しさを語り合ったりしています。

glamazon japan osakaのブース。さまざまなの意見が書かれたパネル
ブースに寄せられたたくさんの声

Alexaは、女性をイメージされている方がいるかもしれませんが*、Alexaに「あなたの性別は?」と尋ねると、「私は男性でも女性でもありません。私はAIです」と答えます。倉橋さんたちの狙い通り、Amazonのブースを訪れた人たちには、Alexaとの会話を通して、性とは何かを考える、よいきっかけになったようです。
*Alexaの音声パターンのうち日本語では2種類から選択できます。

イベントに参加した社員の竹田勝紀さんとカッシーさん、平田剛士さんに、イベントの感想を聞いてみました。

「今年で3回目の参加です。ブース出展は初めてでしたが、楽しく参加できました。Alexaを多くの方に体験していただいたのも、うれしかったです」(竹田さん)

「私はglamazon Japan Osakaが発足したときからのメンバーで、イベントの参加は3回目。初めてのブース出展で、これまでのパレードにだけ参加したときより気持ちが盛り上がり、楽しかったです。近くのブースの方とも親しくお話ししたり、助けていただいたりして、それもいい思い出になりました」(カッシーさん)

さらに、ブースのサポートをしていたAmazon社員に話を聞くと、「参加は2回目です。ブースのなかから通路を歩く人たちを見ていると、レインボーフラッグを持っていたり、障害を持っていたり、華やかなファッションを楽しんでいる方など、会場をただ歩くだけでは気づかなかった、リアルな多様性を視覚的に感じることができました。その方たちの表情やリアクションを通して、同じ場と時間を共有していることを実感できたことがすごくよかったし、楽しかったです」(平田さん)
と話してくれました。

雨の中、大阪の街をパレードするglamazon Osakaのメンバー
雨の中でも元気にパレード
「Glamazon Japan」のメンバーなど、Amazonから150人以上がパレードにも参加 

広がるglamazonの輪をさらに大きく豊かに

glamazon Japan Osakaの代表としてイベントの運営をまとめてきた倉橋さんと武富さんは、無事に終了し、ほっとした様子です。今回の感想を聞いてみました。

「初めてのブース出展に当初は不安でいっぱいだったのですが、サポートに集まってくれた仲間たちのおかげで、何とか形にすることができたと安堵しています。大勢の来場者の方々と交流が持てたことも良い経験になりました。いただいたヒントや気づきは、今後の活動に活かしていくつもりです。また、パレードには大阪以外で勤務するAmazonの社員も予想を超えて多くの方にご参加いただき、glamazon Japanとしてのグループとしてのまとまり感を感じました。来年以降も続けていけたら良いですね」(倉橋さん)

「朝の開場前に、他のブースの方や私たちと同じように企業のメンバーで活動している方たちと話が盛り上がり、『一緒に頑張りましょう』と励まし合い、とても温かい気持ちでスタートが切れました。初めてのブース出展で私たちも緊張していたのですが、来場した方たちにAlexa体験を楽しんでいただけたのが、とてもうれしかったです。『あなたにとって働きやすい職場とは?』という問いかけに、皆さん、真剣に考えてメッセージを書いていただき、ご自身の職場の話をしてくださったことも印象的でした」(武富さん)

glamazon Japan Osakaでは、今後もLGBTQ+への関心を高め、誰にとっても働きやすい職場を作る活動に積極的に取り組む予定です。特に力を入れたいのは、所属する部署を越えての幅広い交流。倉橋さんと武富さんは、「メンバーの数を増やし、活動をより活発にしていきたい」と話してくれました。

glamazon japan osaka のメンバー

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