AmazonはGlobal Optimismと共に、2040年までにネットゼロカーボン(温室効果ガスの排出量実質ゼロ)の達成を約束する「The Climate Pledge(気候変動対策に関する誓約)」を立ち上げました。Amazonがこの取り組みを開始したのは、気候変動の危機に対処するために果たすべき役割があると信じているからです。これは、Amazonが自社で開発・提供するすべてのAmazonデバイスとその付帯サービスについて、持続可能なかたちで開発・設計することを意味します。

Amazonは風力・太陽光発電などの再生可能エネルギーに投資することで、デバイスの消費電力に責任を持つ最初の消費者向け家電メーカーとなりました。それ以来、Amazonの最新デバイスの多くに、リサイクルされたプラスチック、ファブリック、アルミニウムを継続的に使用しており、新たに発表されたKindle Scribe、Fire TV Cubeにも採用しています。また、European Conference on Safety and Reliabilityで発表された最新の調査結果によると、長期的に利用できるデバイスの開発が、製品の二酸化炭素排出量を大幅に削減できることが明らかになりました。そのため、お客様に長期的にお使いいただけるように、既存のデバイスに対しても自動的なソフトウェアアップデートを継続的に行っています。

しかし、Amazonには持続可能な目標の達成に向けたさらに多くのプロジェクトを前進させ、実行する責任があります。そこで、持続可能な目標の達成に向けた、Amazonの取り組みに関する、最新情報をお伝えします。

コネクテッド・デバイスがもたらす気候変動への影響軽減に向けた、他社との協業

Amazonは先日、Meta社、マイクロソフト社、サムスン社、Sky社とともに、コネクテッド・デバイス(インターネットに接続して使用するデバイス)に関連する脱炭素化を目指すという共通のコミットメントを発表しました。その中で、脱炭素社会への移行を使命とする世界的な気候変動コンサルタント会社であるCarbon Trustを中心に事務局を設置し、お客様が使用中のコネクテッド・デバイスに関する脱炭素化を推進する業界初の仕様を策定することに協力しました。Amazonは、これらの協業企業とともに、業界における脱炭素化の推進に貢献していきたいと考えています。このコミットメントが脱炭素化に向けた重要な前進であると確信し、現在も業界のより多くのメーカーの参加を促しています。

100%リサイクル可能なデバイスパッケージの開発

100%リサイクル可能なデバイスパッケージの採用を優先すると同時に、出荷時にデバイスを保護しながら、箱から出してすぐ使える利便性を確保する必要がありました。そこで、Amazonはサプライヤーと協力し、デバイスを保護しながら、なおかつリサイクルシステムに適合する、紙ベースの包装やフィルムの開発に取り組みました。具体的には、米国ではEcho Dotのようなデバイスは、デバイスをビニールで包むことはせず、段ボール包装のみを使用することで、デバイスを箱から簡単に取り出せるようにしています。同様に、KindleとKindleキッズモデルのパッケージは、適切に管理された森林やリサイクル資源から調達された木質繊維100%の材料で製造され、ビニールテープを使用しないパッケージを採用しています。

Amazonは、デバイスの製造に使用する材料からパッケージに至るまで、より持続可能な方法を採用しており、2023年までにすべてのデバイスで100%リサイクル可能なパッケージを採用する壮大な目標を設定しています。この目標が予定より早く進捗していることを誇りに思います。

既存デバイスのさらなる改善

Amazonは、Amazonデバイス&サービスの開発において長い実績があります。これまでも、お客様がすでにお持ちのAmazonデバイスが、何年にもわたってますます楽しく、便利なものになるようサービスの提供に取り組んできました。また、EchoシリーズとFire TVシリーズの多くで採用されている低電力モードなど、お客様のデバイスのエネルギー効率を上げるために努力を続けています。低電力モードにより、デバイスを使用していない間の消費電力を抑えることで、デバイスの製品寿命におけるエネルギー消費量を削減しています。

Amazonは、これらのサステナビリティに対する取り組みの前進を誇りに思うとともに、やるべき課題はまだたくさんあると考えています。今後も、創意を凝らしたソリューションを通じて、目の前にある課題を解決し、将来の目標を実現できるように取り組んでいきます。デバイスとデバイスに付帯するサービスをより持続可能なものにするためのAmazonの取り組みについて、詳しくはこちらをご覧ください(英語のページに移動します)。

※この記事は9月28日に米国版About Amazonで発表された記事を翻訳し、日本のお客様向けに編集したものです。

そのほかのAmazonのニュースを読む