暮らしの様式が大きく変化し、時間の使い方にもさまざまな変化がみられる今、自由に使える時間が増えたことで、スキルアップをしておこうと考える方が増えています。特に語学学習は人気のジャンルですが、まずは自宅で自分のペースで手軽に勉強を始めてみたいと考える方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが、電子書籍リーダー Kindle(キンドル)シリーズを取り入れた語学学習。自身も日頃Kindle Paperwhiteで洋書を楽しまれているという通訳者の川合亮平さんに、Kindleシリーズを活用した語学学習のメリットとテクニックについてお聞きしました。

積極的に勉強したい、スキルアップをしたいという意識が向上している

本を読みながら楽しく英語をインプット、プロが勧めるKindle(キンドル)シリーズで手軽に英語学習を取り入れる方法
出典:「スキル習得・自己研鑽」調査結果(株式会社学情)を加工して作成

実際に、どれくらいの方がコロナ禍のなかでスキルアップを意識するようになったのでしょうか。人材関連サービスを提供する株式会社学情が2020年12月に実施した「スキル習得・自己研鑽」に関する調査によると、コロナ禍で、スキル習得や自己研鑽に「積極的になった」「どちらかといえば積極的になった」と回答した方が、41.7%にものぼったそうです。また自由回答では、「オフィスで仕事をする時とは異なり、自分から求めにいかないと、フィードバックを得る機会がない」「オンラインでの講座や読書会などの機会が増えているので、自分から自己成長の機会を確保したい」というコメントも。つい受け身になってしまう状況に危機感を抱いて、積極的に自分磨きを考える方が多いようです。

英語学習ビギナーに一番おすすめなのが「読解力」を伸ばす学習

スキルアップの選択肢として人気の高い「語学学習」、しかし勉強をするためのまとまった時間が確保できない、最初からオンライン英会話で英語話者とコミュニケーションするのはハードルが高いと感じて、一歩を踏み出せない方も多いでしょう。

「英語学習入門編として、Amazon のKindleシリーズを活用して洋書を楽しみながら、読解力を伸ばす英語学習はおすすめです」と語るのは、通訳者として、有名俳優やアーティストの通訳も手がけられている川合亮平さんです。

本を読みながら楽しく英語をインプット、プロが勧めるKindle(キンドル)シリーズで手軽に英語学習を取り入れる方法

川合さんは、洋書を通じた英語学習の効果を次のように説明します。

「英語に限らず、本をたくさん読んでいる人って語彙力が豊富ですよね。子どもの頃、日頃から本や新聞を読んでいた子が、国語の成績が良かったというイメージはありませんか。それと同じで、英語も『読む』ことが基本ですし、読解力の向上は言語力全体の底上げにつながるということは、みなさんも実感されているところでしょう」

川合さんが特に「読む」学習にこだわるのは、「継続しやすい」というメリットがあるからだそうです。

「英語学習のスキルには、聞く・話す・読む・書くの4つがあると思っています。『聞く』『話す』能力は習得するのにある程度労力と時間がかかりますし、日本ではなかなか日常的に英会話をする環境がないので、スキルアップを実感しにくいのです。では、一番身につけやすいスキルは何かというと、一般的には『読む』だと言われています。リーディングスキルは読めば読むほど身につくので、成長が実感しやすい。また洋書を読むという学習方法なら、1冊読み切ってしまえば、それなりの達成感を得られるので、モチベーションが維持しやすいというメリットもあります」

さらに本を読むことで、小説だったら物語を楽しめる、実用書だったら知識を得られるなど、ビジネスパーソンの効率的な時間の使い方としても、洋書を通じた英語学習はピッタリだと川合さんは言います。

Kindleシリーズは洋書を読むハードルを下げてくれるので、「読む」英語学習にピッタリ

それでは、洋書を読むのにKindleシリーズが向いている理由は何なのでしょうか。川合さんは次の3つのポイントをあげました。

本を読みながら楽しく英語をインプット、プロが勧めるKindle(キンドル)シリーズで手軽に英語学習を取り入れる方法

ポイント1
英語学習をサポートしてくれる充実した辞書機能

「Kindleの辞書機能はとても便利です。わからない単語を長押しすると辞書が開いて意味をすぐ確認できるだけでなく、調べた単語は『単語帳』という機能によって保存されて、自動でオリジナルの単語帳が作成されるんです。しかも、その単語をどの本のどの箇所で調べたかという履歴も記録されるんですね。記憶というものは、印象が深ければ深いほど頭に定着しやすいと言われています。ですので、どの場面でどの単語が使われたのかを後で確認できる『単語帳』は印象を深めることに役立ちますし、英単語を覚える上でかなりいい機能だと思います。また、『Word Wise』機能※1をオンにすると、難しい単語の上に簡単な説明が出てきて読書を手助けしてくれますので、そちらも便利ですね」

※1 Word Wiseの設定の方法は、「Word Wiseで難しい単語のヒントを見る」をご確認ください。また、利用にはWi-Fiネットワークへの接続が必要になります。Word Wiseに対応していない本もあります。

ポイント2
どこでも持ち運べて、簡単に洋書にアクセスできる

「僕は外出先で本を読むことが多いのですが、Kindleシリーズはどれもバッテリー持ちがよくたくさんの本をコンパクトに持ち運べますし、フロントライトだから目にも優しく、暗い中でも読書でき、何より画面をタッチするだけですぐ本が読める手軽さがいいんです。たとえばシリーズものの長編ミステリーなど、大作を読むとなった時は、書棚から紙の本を取り出し、腰を落ち着けて読みたい気分にもなりますが(笑)、英語学習をする上ではフットワーク軽く洋書にアクセスできる手軽さ、洋書を身近に感じる距離感が大事なので、Kindleに洋書を入れていつでも読めるようにしておくのは、すごくいいことだと思います」

ポイント3
多種多様な本や希少な本が、いつでも手軽な価格で手に入る

「AmazonのKindle本ストアでは、ワンタッチで欲しい洋書をすぐに入手することができます。都内でしたら品揃え豊富な洋書のお店もあったりしますけど、それ以外の地域に住われている方はなかなか洋書ってアクセスしにくいですよね。また、外出もままならない今だからこそ、家にいながらでも豊富な品揃えのKindle本ストアにアクセスできるのはありがたい。だから洋書で英語学習を始めてみようと思い立った方には、すごく便利。また、ストアには多種多様な本が揃っていますし、数十年前に出版された原書や手に入りにくい本も電子書籍としてなら購入できるケースもあるので、僕もかなり重宝しています。Kindle本ストアでは時々、セールも行われているので、僕は『ほしい物リスト』に読みたい本を入れておいて、お買い得になったタイミングで購入するようにしています」

一番大事なのは読書を楽しむこと、Kindleシリーズは読書体験を充実させてくれる

最後に川合さんに、Kindleシリーズを活用した洋書英語学習のポイントをお伺いしました。

本を読みながら楽しく英語をインプット、プロが勧めるKindle(キンドル)シリーズで手軽に英語学習を取り入れる方法

ポイント1
最初に選ぶべき本の基準は、ベストセラー・児童書・自分の好きな作家

「はじめての洋書の選び方にはいくつか軸がありますが、1つは日本のKindle本ストアでベストセラーになっている洋書を選ぶことです。僕の感覚では日本市場でベストセラーになる洋書は、比較的英語としても読みやすい作品が多いので、はじめての洋書におすすめです。

2つ目は、児童書やティーン向けのジャンル(Children's BooksTeensなど)から本を探すこと。大人向けの文学作品などに比べるとやはり読みやすいですし、児童書やティーン向けとはいえ大人が読んでも面白い作品もたくさんあります。まずは長年読み継がれているロングセラーの児童書から選んでみるといいかもしれませんね。

3つ目は、実はこれが一番大事な軸だと思っているのですが、自分が日本語で読んでいるジャンルや作家さんの洋書から選ぶこと。いくら『この本は読みやすくておすすめだよ』と言われても、読んでみてつまらないと感じてしまったら、読書を続けるモチベーションが維持できません。であれば、多少難しい内容でも好きな作家さんの本を選んだ方がいいと思います。『読んでみたい』という気持ちが継続には一番強いですからね」

ポイント2
本は楽しんで読むことが大事、無理して一冊読み切らなくても大丈夫

「英語力は『集中力×時間』によって高まると言われていて、そのコンテンツに対してどれだけの集中力でどれだけの時間取り組めたかが大事。なので、本の内容に興味が持てず集中力が続かなそうであれば、次の本に切り替えるのもありです。幸い、品揃え豊富なKindle本ストアには他にもたくさんの選択肢がありますし、Kindleデバイスは読んでいる途中のページを記憶してくれるので、後から読み返してたくなっても、すぐ続きのページから読み進められます。諦めずに自分にピッタリの1冊を探してみてください」

ポイント3
単語は調べすぎるのもよくない、まずは読書体験を楽しむことを意識する

「洋書の読書で大切なことは、細部にこだわらないことです。学校の授業のようにわからない単語を逐一調べるのもいいのですが、それだと読書というよりも『翻訳』になってしまいます。物語には『流れ』というのがあるので、どうしても意味を知りたい単語、頻出する単語だけ辞書を引いて、まずは読了することを目指し、読書体験を楽しみましょう。5〜6割ぐらい理解できた、というレベルでも読解力はどんどん向上していきますよ」

新世代のKindle Paperwhiteは全機種より大きくなった6.8インチのディスプレイと、ページめくりが高速化されるなど、洋書の読書がより捗る

川合さんは繰り返し「妥協しないで、自分に合う本を探して欲しい」と強調します。「自分の好きな本であれば、努力も苦労もしないでどんどん読み進められますし、それだけ英語力も上がっていくので、最低5冊は試して欲しいですね。Kindleシリーズなら、たくさんの作品から選べますし、買いたい時、読みたい時に、すぐ試せるのがメリット。読みながら単語の意味もサッと調べられるので、英語学習にはもってこいです。」

本を読みながら楽しく英語をインプット、プロが勧めるKindle(キンドル)シリーズで手軽に英語学習を取り入れる方法

また、2021年9月に発表された新世代Kindle Paperwhiteは、前機種より大きい6.8インチ、300ppiの反射を抑えたディスプレイを搭載していて、ページ送りも前機種に比べて20%高速化。さらに、ディスプレイの輝度も前機種に比べて最大10%向上し、最大10週間持続可能なバッテリーを実現。色調調節も可能なため、目に優しく、昼夜を問わずどのような状況でも心地良い読書を可能にします。

英語学習の第一歩としての洋書の読書週間を、ぜひKindleシリーズで始めてみませんか。

なおKindleの便利な使い方についてはこちらでもご紹介しています。
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