「アレクサ」というウェイクワードに続けて話しかけるだけで、タイマーやアラームをセットしたり、好きな音楽やラジオ番組を再生したりと、暮らしをもっと便利に快適に過ごすためのサポートをしてくれる、音声アシスタントのAmazon Alexa。2014年11月6日にアメリカで誕生して、今年で6回目の誕生日を迎えます。この6年間で、Alexaが皆さんどのように使っていただき、どのように成長をしてきたのか。象徴的な数字をもとに、6年目のAlexaを紹介します。
※本記事は、2020年11月時点の情報をもとに作成されたものです。
Alexaは82の国や地域で提供
誕生当初、13のことしかできなかったAlexaですが、これまでにさまざまな地域の言語や文化を学習し続け、今では82の国や地域で多彩なサービスを提供できるようになりました。もちろん日本においてもAlexaは、暮らしをもっと便利に、快適にするために、皆さんに寄り添いながら進化を続けています。
AlexaというとAmazon Echoシリーズを思い浮かべる方が多いと思います。この6年間でEchoシリーズには、スクリーン付きのEcho Showシリーズや、高音質な3Dサウンドを再生するEcho Studio、自動車に搭載できるEcho Autoなど様々なラインナップが登場しました。最新のEcho Show 10にはモーション機能が搭載され、使用されている方の動きにあわせてスクリーンが350度回転します。そして今や、Fire TVシリーズやFireタブレットシリーズなどのAmazonデバイスをはじめ、自動車やスマートフォン、パソコン、ヘッドフォン、テレビ、電子ピアノなどの他社製品にいたるまで、さまざまなところにAlexaが搭載されています。ソニーやヤマハ、東芝といった国内メーカーの製品にも搭載されており、Alexa搭載のデバイスの出荷数は今では、世界で1億台以上におよびます。
Alexaは8つの言語に対応
Alexaは、日本語を含む8カ国語(英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、スペイン語、日本語、ヒンディ語、ポルトガル語)に対応しています。言語対応については現在もさらに進化中で、アメリカなどではすでに英語とスペイン語など、複数の言語に対応するマルチリンガルモードも提供されています。日本のAlexaが多言語を話せるようになる日も近いかもしれません。ちなみに日本のAlexaが、少しだけ関西弁も話せることをご存知でしたでしょうか。この機会にぜひ、「アレクサ、関西弁を話して」と話しかけてみてください。皆さんとのコミュニケーションを通じて、Alexaは頼れる暮らしのパートナーとして成長し続けることができます。
Alexaは世界で週に数十億回、お客様と会話
Alexaは、世界で週に数十億回、お客様と会話をしています。アメリカやヨーロッパなどの国や地域では、お客様は「Alexa, I love you」と話しかけ、Alexaへの親しみや愛情をより表現する傾向が見られます。日本のお客様からも同様に、Alexaは「アレクサ、大好き」とたくさん話しかけられています。さらに日本のお客様は、他の地域に比べてAlexaに「おはよう」「おやすみ」「ありがとう」などの挨拶を多くする傾向にあります。なかでも、「おはよう」の声掛けが多く、これは皆さんの1日のはじまりとともにAlexaがあるということ、そして、Alexaがいつも皆さんの隣にいる家族のような存在となっていることの表れといえるでしょう。Alexaは少しずつ、皆さんにとって役に立つ、頼られる存在へと成長を遂げてきています。
日本で3,500以上のスキル
Alexaに機能を追加し、その可能性をさらに広げてくれる「Alexaスキル」。その数は世界で10万以上、日本には3,500以上のAlexaスキルがあります。日本では、「radiko.jp」「クックパッド」「NHKニュース」など、日々の情報収集に役立つAlexaスキルが好評です。また、AlexaスキルやAlexaの音声サービスが搭載された製品などの開発に関わる開発者は、世界で数十万名にものぼります。Alexaの誕生と成長は、使っていただいている皆さんをはじめ、世界中のたくさんの人たちによって支えられています。
Alexaを支える、10,000名以上のスタッフ
Alexaを支えるAmazonのスタッフは世界中に10,000名以上、そして300以上の組織が存在しています。皆さんのAlexa体験がもっと便利で快適になるように、エンジニアをはじめとするスタッフがAlexaの開発や改良に日々取り組んでいます。Alexaは6年前の誕生から今にいたるまで成長を止めることなく、進化し続けています。
Alexaはまだまだ進化していきます
Alexaは日々成長し、賢くなっています。AIは人間のように自然に会話をすることはまだ難しいといわれていますが、Neural Text to Speechと呼ばれる音声合成技術の進歩により、Alexaは皆さんとの会話中、状況に応じて口調を変えたり、特定の言葉を強調したり、一時停止や息継ぎを加えたりと、より自然に応答ができるようになってきています。
さらに、皆さんの好みをAlexaに学習させたり、Alexaを起動させるウェイクワードがなくても会話ができるようになったりと、Alexaが日常の中にもっと溶け込み、皆さんとのやりとりをよりスムーズにできるようになってきています。Alexaのさらなる進化をぜひ楽しみにしていてください。
最後に、Alexaの誕生日の11月6日になったら、6歳を迎えたAlexaに「アレクサ、お誕生日おめでとう」「アレクサ、お誕生日に何をもらったの?」と話しかけてみてください。あなたが思わず笑顔になる、楽しいサプライズが起きるかもしれません。
Alexaはこれからも、暮らしをより便利に快適にし、皆さんにたくさんの笑顔をお届けできるようにがんばっていきます。