ご注文いただいた商品をお客様にお届けするために、Amazonはさまざまな配送方法を展開しています。どの場合でもたくさんのパートナーの方々の手を通って、まるでリレーのバトンパスのようにお客様のお手元まで商品をお届けしています。今回は、商品がAmazonのフルフィルメントセンター(物流拠点)を出発してからお客様のお手元にたどり着くまでの道のりをご紹介します。

Amazonの配送は、次のような流れになっています。

Amazonの配送の流れを示した図。左からフルフィルメントセンターでの「保管」、パートナー配送業者とアマゾンロジスティクスによる「配送」、一番左にAmazon Flex、デリバリーステーション、Amazon Hubデリバリーの文字

商品の保管と発送

商品を保管し、お客様のご注文に応じて発送しているのは、フルフィルメントセンター(通称FC)と呼ばれる物流拠点です。日本には全国に20拠点以上のFCがあります(2023年2月現在)。

FCには、Amazonの迅速な配送を支える3つの工夫があります。1つ目は「豊富な在庫」。FCに多種多様な商品を大量に在庫をしておくことで、ご注文をいただいたらすぐに発送できるようにしています。2つ目は「需要予測」。細かく需要を予測し、先回りしてお客様の欲しい商品の在庫を確保することで、ご注文後すぐにお届けできるようにしています。3つ目は最先端の技術「Amazon Robotics(アマゾンロボティクス)」。一部のFCでは、拠点で働く人が棚まで歩いて商品を探すのではなく、「ドライブ」と呼ばれるロボットが「ポッド」と呼ばれる棚を、作業を行う人のところまで運び、商品の棚入れ・棚出しをサポートします。このように、FCでは最先端の技術を取り入れて、たくさんの商品を効率よく入荷・保管・出荷し、日本全国のお客様に発送しています。

配送

Amazonの配送の流れを示した図。左からフルフィルメントセンターでの「保管」、パートナー配送業者とアマゾンロジスティクスによる「配送」、一番左にAmazon Flex、デリバリーステーション、Amazon Hubデリバリーの文字。真ん中の配送の部分に色が付きハイライトされている

FCから発送された商品は、そのときの配送状況やご注文数などに応じて、主に2つの方法で次の拠点に配送されます。

1つはパートナー配送業者による配送です。Amazonは日本で、ヤマト運輸、日本郵便や佐川急便など、長年にわたって信頼関係を構築したパートナー配送業者に配送の一部を委託しています。これらの配送業者は、受取方法や再配達など含め、それぞれの方法で配送しています。

2つめは、多数の委託先の配送業者により構成されるAmazon独自の配送プログラム「アマゾンロジスティクス」です。FCから出荷された商品は、全国に45拠点以上(2023年2月現在)存在する仕分け用拠点、「デリバリーステーション(通称DS)」に届けられます。このDSが、配送のプロセスの最後、商品がお客様のお手元に届くまでの部分を指す「ラストワンマイル」の拠点となっています。

ラストワンマイル

Amazonの配送の流れを示した図。左からフルフィルメントセンターでの「保管」、パートナー配送業者とアマゾンロジスティクスによる「配送」、一番左にAmazon Flex、デリバリーステーション、Amazon Hubデリバリーの文字。一番左側のラストワンマイルの部分がハイライトされている

アマゾンロジスティクスにより配送された商品のラストワンマイルは、3つのプログラムが担っています。

1つは「Amazon Flexプログラム」です。この配送プログラムでは、Amazonと直接業務委託契約を結んだ個人事業主であるドライバー「デリバリーパートナー」が配送します。東京、千葉、埼玉、神奈川などの関東エリアだけでなく、九州、関西、中部、東北、北海道も含め、日本各地で数千人のデリバリーパートナーがラストワンマイルを担っています。所定の車を保有しているなど、条件を満たす20歳以上の方であれば、誰でもデリバリーパートナーとして登録でき、稼働する日にちや時間帯も自由に選べます。

もう1つは、「デリバリーサービスパートナー(通称DSP)」が配送するプログラムです。DSPは、Amazonが配送を委託するさまざまな規模の配送業者が、地域に配送業者コミュニティを築き、各自の方法で配送しています。ドライバーの契約管理・稼働管理・支払い管理なども、DSPが行います。一方Amazonは、DSPがそれぞれの強みを生かしながら安全に配送できるよう、インフラやテクノロジーなどの面からDSPをサポートしています。たとえば、DSPは自社の配送拠点を利用することもできますが、希望すればAmazonのデリバリーステーションや配送アプリを利用することも可能です。また、Amazonは、DSPに関連法規やAmazonの基準を遵守いただくことを通して、安全な配送環境づくりを推進しています。このようにAmazonとDSPがパートナーとして手をとりあうことで、全国各地にきめ細かな配送ルートを展開し、クオリティの高い配送サービスの実現を目指しています。

そして、3つ目は2022年12月に発表した、「Amazon Hubデリバリーパートナープログラム」です。これは飲食店さんや花屋さんなど、街のビジネスオーナーが空き時間にAmazonの商品をご近所に配送するという、副業を可能にする配送プログラムです。地域に根づき、その街をよく知っているビジネスオーナーが、徒歩や自転車でご近所に商品を配達します。例えば、花屋さんがフラワーアレンジメントを配達するついでや、飲食店さんがランチとディナーの間のアイドルタイムなどに、商品を配送するプログラムです。

Amazonにとって、配送パートナーの皆様の安全とウェルビーイングは最優先事項の1つです。Amazonは、配送パートナーの皆様の安全を確保するため、安全に関するヒントや安全に関するビデオを定期的に提供しています。万が一、配送パートナーの皆様が不安に感じるようなことが起こった場合は、サポートをリクエストすることができます。Amazonはいつも、すべての配送パートナーの皆様の健康、安全、ウェルビーイングを第一に考えています。

多様なお受け取り方法

配送に関する取り組みの文字の下に、Amazon受け取りスポットとして「カウンター」の文字とイラストとその横に「ロッカー」の文字とイラスト。その右側に「置き配」の文字とお客様の家を表すイラスト

Amazonロジスティクスにより配送される商品は、お客様の利便性のため、そしてドライバーの負担を軽減するためにも、さまざまな方法でお受け取りいただけます。

【Amazon受取スポット】
お客様ご指定のAmazonカウンターまたはロッカーに商品をお届けするサービスです。
一緒に住んでいる家族にサプライズのプレゼントを渡したい、といったときなど、自宅や職場の近くや旅先など、ご希望の場所で商品を受け取ることができます。
Amazon ロッカー

【置き配】
お客様の在宅、ご不在にかかわらず、ご自宅の指定の場所に商品を配送する非対面でのお受け取り方法です。受け取り場所は玄関前のほか、ガスメーターボックス、自転車のかご、車庫、宅配ボックス、マンションの受付などから選択できます。
置き配指定サービス

【Key for Business】
「Key for Business」を導入したマンションであれば、マンションの入り口にオートロックがあっても、お客様がロックを解除することなく、お客様のご自宅の玄関前への置き配が利用できるようになります。マンションの管理会社やオーナー様に許可をいただき、Key for Business を設置することで、Amazonの委託先ドライバーが安全に解錠し、入居者様の玄関前まで商品をお届けします。
Key for Business

Amazonは、DSPやAmazon Flexドライバーをはじめ、Amazonの配送に携わるすべての方に感謝しながらその声に耳を傾け、お客様によりよい配送サービスをご提供できるよう、ともに歩み続けます。

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