長く住む場所を決める際、「利便性」は重要な要素の一つです。欲しいものを、欲しいときに、欲しいだけ手に入れられる利便性は大都市に住むことの利点の一つかもしれません。しかし、どこにいても必要なものが手に入り、それぞれの夢や目標の追求に情熱を燃やせるとしたら、あなたはどこに住みたいでしょうか？
デボさんこと秋辺日出男さんは、北海道の阿寒国立公園に生まれ育ったアイヌの一人で、アイヌ文化を守り、世界に発信しています。東京2020オリンピックの閉会式では、映像を通じてアイヌ古式舞踊を披露し、賞賛を浴びました。
アイヌの暮らしは古くから豊かな自然によって支えられていました。アイヌの人々は自然の恵みに感謝し、さまざまな動植物を「カムイ（神）」としてあがめる文化を大切に守ってきました。デボさんは、木彫り、講演、観光などを通じてこうしたアイヌの文化と誇りを広く伝え、次世代へと受け継ぐ活動を続けています。
木彫りを得意とするアイヌの人々に伝わる道具の一つが「イクパスイ」です。
「イクパスイは儀式の中で、お酒を飲む所作に使う道具です。アイヌはこのような道具を使って、自然界のカムイたちに語りかけるのです」
イクパスイは、柏や楢など、硬くて粘り気のある木を彫って作る道具で、朱色や黄色、黒の漆を塗って仕上げます。デボさんは以前、漆を手に入れるために約80キロメートル離れた釧路市のホームセンターまで車で出かけていました。ところが数年前にホームセンターが閉鎖され、漆を買うのが難しくなってしまったのです。そこでデボさんはある日、Amazonで漆を注文することにしました。
「漆が手に入らなくなって、どうしようかと困っていたらAmazonが解決してくれた。街からこんなに離れた場所まで確実に配達してくれるんだから、やっぱり便利ですよ。おかげで美しいイクパスイを作り、儀式に使うことができます」
遠隔地でも商品を届けられるのは、Amazonが日本国内に約20か所以上の物流拠点（フルフィルメントセンター）と約30 か所の配送拠点（デリバリーステーション）を展開しているからです。
「デボさんのように、文化や伝統を守る活動に情熱を傾けている方にもAmazonをご利用いただいていると思うと、身が引き締まる思いがします」と語るのは、アマゾンロジスティクス 事業本部長のアヴァニシュ・ナライン・シング。
「私たちは、このようなお客様の声を励みに、これからも日本の隅々まで安心・安全・信頼の配送サービスを提供していきます」
Amazonはこれからも、シームレスで迅速かつ信頼性の高いサービスによって、伝統的な文化や暮らしの伝承にささやかながら貢献していきたいと考えています。Amazonに夢や目標の実現を後押しされたというストーリーをお持ちの方は、「#DeliveringSmiles」をつけてFacebookに投稿し、その経験をシェアしてください。
