2019年4月、「Amazon Robotics」を導入した最先端の物流拠点「茨木フルフィルメントセンター」(以下、茨木FC)が、大阪府茨木市で本格稼働を開始しました。Amazon Roboticsとは、ロボットが商品保管棚を動かすことで効率的かつスピーディな入出荷を実現する、Amazonの最新テクノロジーです。この導入は神奈川県川崎市にある「川崎FC」に続き国内で2番目となります。
そこで茨木FCでは、大阪府茨木市役所のご協力のもと、4月24日に「施設見学会」を開催し、ゲストとして福岡洋一 茨木市長と、茨木市立畑田小学校6年生の児童58名を招待しました。
茨木FCでは、Amazon Roboticsをはじめとする最先端の物流システムが揃っています。今回の施設見学会では、児童たちがFCの仕組みを楽しく学べるように、まずは注文を受けてから商品が発送されるまでの一連の流れの中でロボットがどのように活躍しているのかを見学しました。
児童たちは、Amazon Roboticsの技術によって従業員が効率よく仕事できる環境がつくられている様子を、実際に見て回って体感します。その後、茨木FCの施設内にある「安全道場」で、安全を最優先する職場のための「セーフティートレーニング」にも参加してもらいました。
また、Amazonのグローバルビジネスについて勉強する時間も設けられました。将来的に物流に関わるエンジニアリングやコンピューターサイエンスの仕事に就くためには、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の4つの分野を学ぶ「STEM 教育」に参加してほしいというAmazonの願いを児童たちに伝えます。
最後に児童たちは、Amazon Roboticsの模型を使って「商品の棚出し作業」「安全に作業するためのダンボールの運び方」「お客様の商品を丁寧に梱包する作業」の3つの体験に参加。茨木FCの働きやすい職場環境や、Amazonのテクノロジーとイノベーションを総合的に学びました。
見学会に参加した児童は、「いつも家で注文している商品は、こんなにたくさんのロボットが手伝って運ばれてきているのだと知ってすごく驚いた。また、安全のための工夫や仕事がしやすい環境についてよくわかりました。作業の体験がとても面白く、私も大人になったら技術者になれたらいいなと思います」と感想を話してくれました。
ゲストとして参加した福岡洋一茨木市長は、「世界最先端の技術を私たちの市で学ぶことができる環境が生まれたことに感動しました。私たち茨木市は教育事業に力を入れており、学びの環境が充実しています。茨木FCと近隣の学校との連携が進むことで、茨木市から未来の最新テクノロジーを担う人材が育ってくれることを期待しています」とコメントしました。
見学のガイドをしたFC事業本部本部長 関西リージョンの吉田憲司は「地域のみなさまに愛される職場として、近隣の児童たちに、Amazon Roboticsのロボット技術や物流の仕事に関心を持っていただけたら幸いです。私たちの取り組みによって茨木市から次世代のテクノロジーを担う人材が育つよう、これからも地域貢献活動を推進して参ります」と感想を述べました。
Amazon は他のエリアのFCにおいても、近隣の若者や子どもたちの未来を応援することを目的とした地域貢献活動を積極的に進めてきました。これまでに開催したプログラムに、高校生を対象とした職業体験プログラム「ジョブシャドウ」や、小学生向け出張授業「フルフィルメントセンターの仕組みとAmazon Robotics を学ぶSTEM ワークショップ」、文部科学省が夏休みの児童たちを対象に実施する「こども霞が関見学デー」に参画してのAmazon Robotics を題材とした「プログラミング体験教室」などがあります。
今後もAmazonは茨木市に物流拠点を構える企業として、地域の皆様とのコミュニティ活動の推進と社員が働きやすい環境づくりに取り組んでいきます。