2月15日(土)、神奈川県横浜市みなとみらいのクイーンズスクエア横浜にて、一人でも多くの人々に小児がんのことに関心を持っていただき、小児がんの子どもやご家族を社会全体で支えることを目指す「国際小児がんデー」啓発イベントが開催されました。Amazonは、今回のイベントの主催者である神奈川県立こども医療センター小児がんセンターと、かながわ健康財団の運営サポートを行いました。
会場では、小児がんの治療に従事する医師、薬剤師、臨床検査技師、カウンセラー、小児がんなどを克服された方々で結成されたブラスバンド「Swing for Kids」が2回にわたり華やかな演奏を披露しました。
また、チェコの腫瘍学博士ルツィエ・ツィングロショヴァー氏の発案のもと写真家カミラ・ベルンドルフォヴァー氏が撮影した写真展『MY NEW LIFE』や、がんの子どもたちが描いた絵画展なども行われました。
イベントの主催者である神奈川県立こども医療センターの医師・後藤裕明さんは、「ほとんどの人が、小児がんのことをよく知らない現状があります。多くの子どもたちが、がんに打ち勝ち、普通の生活に戻ろうとする中で様々な誤解をうけたり、問題に直面したりすることがあります。闘病中の子どもたちにとって、誰かが応援してくれている、関心を持ってくれていることは、私たちの想像以上に大きな励みになります。Amazonのみなさんが、こうして応援して下さることは、勇気を与えてくれるのです」と関心を持つことの意義を説明してくれました。
さらに会場では、3歳のときに小児がんと診断され、自身の体験を『ぼくはレモネードやさん』(榮島四郎・著、生活の医療・刊)という絵本にまとめた榮島四郎くん(小学6年生)も、レモネードスタンドのボランティアに参加して、会場の人々に小児がんへの理解を呼びかけました。「小児がんになった子には、落ちこんだり、暗い気持ちになってほしくないです。治療中も、いろんなことをして遊んだり、楽しめるイベントがあれば、乗り越えられることを、僕は絵本で伝えています」
Amazonは、会場に設置された、小児がんと闘う子どもたちやご家族へのメッセージボードに、応援メッセージを記入して下さった方に、最新の物流拠点で活躍するAmazon Roboticsによる梱包作業体験イベントを実施して、特製キャップをプレゼントしました。
アマゾンジャパン合同会社 FC事業部 関東リージョン本部長・原祐介は、次のように話しました。「多くの方にこのイベントにご参加いただきました。心より感謝いたします。Amazonは、毎年9月に全世界のAmazon社員が、ひとつになって小児がんへの理解を高めるためのAmazon Goes Goldキャンペーンを実施しています。私たちは、全国の小児がんと闘うお子さん、そしてそのご家族や関係者のみなさまを、さまざまな形のボランティアで応援してまいります。ぜひこの輪が、世界中に広がることを強く願っています」
Amazonは、これからも、社員同士のつながりを強化するとともに、積極的に地域貢献活動に参加してまいります。