Amazonオペレーション部門による理工チャレンジ(リコチャレ)への参加
日本ではここ数年、理工系を志望する学生の減少に対して社会全体で関心が高まり、STEM教育(Science科学、 Technology技術、Engineering工学、Mathematics数学)の重要性が再認識されています。
Amazonの物流拠点であるフルフィルメントセンター(FC)や、配送拠点であるデリバリーステーション(DS)を組織するオペレーション部門では、FCやDSが所在する地域への社会貢献活動を行ってきました。2016年に日本で初めて、物流システムのAmazon Roboticsを導入したことを契機として、Amazonのテクノロジーを題材とした出張授業や見学ツアーなどを実施。神奈川県川崎市や埼玉県久喜市の小学校と連携して行った、FCとAmazon Roboticsを題材としたプログラミング体験教室では、2000人以上の生徒が参加しました。最新の物流施設の仕事を体験できる授業内容は、2019年1月に、文部科学省の平成30年度「青少年の体験活動推進企業表彰」の審査委員会奨励賞を受賞しました。
そして今年は、夏休み期間に合わせて「理工チャレンジ(リコチャレ)」に参加し、さまざまなオンラインイベントを実施しました。「リコチャレ」とは、女子中高生・女子学生の皆さんが、理工系分野に興味・関心を持ち、将来の自分をしっかりイメージして進路選択(チャレンジ)することを応援する取り組みで、内閣府男女共同参画局が中心となって行っています。
JAXAによる特別講義「はやぶさ2号の挑戦『リケジョ 宇宙へのススメ』」
Amazonが企画したオンラインイベントの一つ「はやぶさ2号の挑戦『リケジョ 宇宙へのススメ』」では、JAXA(宇宙航空研究開発機構)にご協力いただき、「はやぶさ2」ミッションマネージャーの吉川真准教授による講義を公開しました(公開期間:2022年8月1日から9月10日23:59まで)。Amazonは、昨年、JAXAの皆さんと小児がんの子どもたちを応援するための「バーチャル宇宙ツアーイベント」を共同開催しました。その経験から、今回のイベントが実現しました。
今回の講義では、JAXAが撮影した宇宙の映像を交えながら、はやぶさ2による小惑星リュウグウへの往路の模様や、2195日間の中で実施されたいくつものミッション達成の様子が語られたほか、JAXAで働くことの醍醐味として「答えのない問題に取り組むワクワク感」など、普段なかなか見聞きすることができないJAXAでの仕事の様子を知る貴重な時間となりました。
講師を務めた吉川真准教授は、「日本の小惑星探査機『はやぶさ』や『はやぶさ2』は、数々の世界初のことに挑戦し、困難を乗り越えて、その目的を果たしました。宇宙には、まだまだ多くの謎や未踏の地があります。また、私たちが挑戦すべき技術もたくさんあります。若い皆さんには、ぜひ、Amazonのイベントを良い機会として、新たなことにどんどん挑戦していただきたいです」と、子どもたちにエールを送りました。
![宇宙に浮かぶはやぶさ2の画像を背景にした吉川准教授](https://assets.aboutamazon.com/dims4/default/5318a59/2147483647/strip/true/crop/1980x1020+0+0/resize/1320x680!/quality/90/?url=https%3A%2F%2Famazon-blogs-brightspot.s3.amazonaws.com%2F01%2Fde%2Fa103cde64cc5a72efdc75c481789%2Fjaxa%E5%AE%87%E5%AE%99%E8%88%AA%E7%A9%BA%E7%A0%94%E7%A9%B6%E9%96%8B%E7%99%BA%E6%A9%9F%E6%A7%8B%E5%90%89%E5%B7%9D%E7%9C%9F-%E5%87%86%E6%95%99%E6%8E%88.jpg)
Amazon社員によるAmazon Roboticsオンラインイベント
もう1つの企画として、AmazonのFCに導入されている物流システムのAmazon Roboticsを題材としたAmazonの社員たちが解説する、マシンラーニングや最新のロボットについてのオンラインイベント「アマゾンロボティックスと機械学習」も開催されました。この企画は、オペレーション部門とアマゾン ウェブ サービス(AWS)、アマゾン データ サービス(ADS)の社員とのコラボレーションで実現したものです。
そこでは、上尾FC、久喜FC、川口FC、茨木FC、堺FCなどで勤務するAmazonの社員たちが講師を務め、Amazon最新テクノロジーがいかにお客様の利便性を最大化しているかなど、具体例を挙げながら学生の皆さんにご紹介しました。
講師を務めた社員の1人、川口FCの福嶋將人さんは、「今回のイベントでは、子どもたちがAmazonのテクノロジーに大きな関心を持ってくださいました。たくさんの質問をいただき、私自身にも良い刺激となりました。本イベントに協力してくださったすべての皆様に感謝申し上げます」と感想を話しました。
最先端技術を駆使したAmazon Roboticsについては、今年の4月から、小学校・中学校・高校の社会科の教科書で、産業構造の変化と職業選択を学ぶための題材として紹介されています。Amazonは今後も最新テクノロジーに関する情報を提供することで若者たちの将来を応援してまいります。