Amazonは、過去25年間をかけてAmazon.comを築きました。現在では、3億人以上のアクティブカスタマーに、豊富な品揃えと価格競争力のある商品を提供しています。あなた自身もAmazonを利用いただいているお客様の一人かもしれません。
しかし、ニーズというのはお客様によって異なるものです。
Amazonは以前から、企業や組織がAmazonのオンラインストアで事務用品などをまとめて購入していることを把握していました。私たちは彼らにより良いサービスを提供するために、2015年にAmazonビジネスを立ち上げました。「Amazonでの取り組みはすべてお客様を起点としています。そして、どうすればビジネスのお客様により良いサービスを提供できるか、自問し続けました」―― Amazonに20年在籍するベテラン、ワールドワイドAmazonビジネス バイスプレジデントであるアレックス・ギャノン (Alexandre Gagnon)はこう話します。「購買・調達の分野で、イノベーションを起こす準備が整っています。私たちは、Amazonが築き上げた基盤、専門知識、技術、インフラを活用し、これらをあらゆる規模の企業や組織向けに適応させています」
Amazonビジネスはその後、Amazonの歴史の中で最も急成長したビジネスの1つとなっています。2023年には年率換算でおよそ350億ドルの売上を達成しました。Amazon.com, Inc. Worldwide Amazon StoresのCEOであるダグ・ハリントン (Doug Herrington)は、「Amazonビジネスを立ち上げたその日以来、私はずっとワクワクしています」と述べています。「Amazonビジネスのチームは、事業、そしてお客様の長期的な成功に向けて尽力しています。日々、企業や組織の具体的な購買ニーズを掘り下げ、手頃な価格、豊富な品揃え、一貫した信頼できる利便性を提供するための革新的な方法を考えています。企業や組織は、購買のためにさまざまなツールや機能を必要としており、実際にAmazon ビジネスはそうしたツールを構築してきました。しかし、それだけでは不十分であることを私たちは知っています。カスタマーエクスペリエンスをより良いものにするために、繰り返しこのような取り組みを続けていきます」
現在、600万人以上の法人のお客様がAmazonビジネスで調達しています。その中には、ニューメキシコ州の家族経営のRed River Brewing Companyのような中小企業から、大企業や機関・団体も含まれています。IntelやCitiを含むフォーチュン100社のうち96社がAmazonビジネスを利用しており、またジョンズ・ホプキンス大学やシアトル小児病院などの組織、ユタ州、米国空軍、米国慰問協会(USO)などの米国の公的機関でも使われています。
「Amazonビジネスは、お客様に代わって常にイノベーションに取り組み、調達業務の効率化、間接費やマニュアルで発生するプロセスを削減できるソリューションの開発や統合に取り組んでいます」とアレックスは述べています。「Amazon ビジネスは、Coupaをはじめ、100以上の調達、支払い、ERPシステムとの統合をサポートしています。また、電子調達システムに依存しない組織のために、Amazon.comでの直接購入もサポートしています」
Amazonビジネスの進展と成長にもかかわらず、本事業を推進するチームは、さらに拡大する余地のあるスタートアップ企業のように感じられます。Amazon ビジネスでディレクターを務めるトッド・ハイメス(Todd Heimes)は、「世界中に何百万もの中小企業があり、これらの企業は毎年数兆ドルを物資や調達に費やしている」と言います。「私たちの取り組みはまだ始まったばかりです 」とトッドは付け加えます。
ここからはAmazonビジネスについてのよくあるご質問にお答えします。
Amazonビジネスのアカウントは誰が登録できますか?
あらゆる規模の企業や組織、地域のヘアサロンからグローバル企業、学校、非営利団体、病院、政府機関までがAmazon ビジネスのアカウントを作成することができます。アカウントは無料で作成でき、最低利用金額もありません。
Amazonビジネスの仕組みは?
Amazonビジネスでは、あらゆる規模の企業や組織が、個人向けAmazon.co.jpと同様に直感的で使いやすいインターフェイスを持つ「Amazonビジネス」のストアで、数億点の豊富な品揃えからビジネスに必要な商品を購入できます。「過去25年間、Amazonがお客様のために行ってきたすべてのことが、Amazonビジネスの追い風となっています」と、トッドは言います。「Amazonには、豊富な品揃えのカタログ、世界有数のフルフィルメント機能、そしてこれまで築いてきたカスタマーエクスペリエンスがあります。Amazonビジネスを使用いただく上でトレーニングの必要はなく、誰でも簡単に使うことができます。検索、レビュー、ショッピングカートなど、慣れ親しんだ機能はすべて同じで、そのうえで、あらゆる規模の企業の調達方針を購入プロセスに統合できるよう、ビジネスに特化した機能を構築しています」
Amazonビジネスは、豊富な品揃え、低価格、利便性以外に提供しているものはありますか?
「私たちは業務用ストアや購買組織以上の存在です」―― Amazonビジネスの企業・公共・戦略部門を統括するバイスプレジデント、アスター・アンガゴー( Aster Angagaw)は言います。「Amazonビジネスは、あらゆる形や規模のお客様をサポートできるよう、柔軟に設計されています。私たちは、お客様の規模や業種別に、スケーラブルなソリューションを継続的に開発しています。私たちは、購買分析機能や購買コントロール機能など、対象のBusinessプライム会員が利用できる素晴らしいテクノロジーを提供することで、お客様とともに調達にかかわる大きな課題を解決します」
「Amazonビジネスでは、お客様が購入する特定の種類の製品が一定の要件を満たしていることを確保するために、一連のポリシーやルールを適用することができます」とトッドは述べています。「例えば地域に根差した商品を買いたい、サステナビリティ認証を受けた商品を買いたい、退役軍人が運営するサプライヤーや多様なサプライヤーから買いたい、といった要望に応えることができます*」
*日本ではご提供していない機能です
アンガゴーは、「企業経営者や調達担当者は、購買やサプライチェーンなどの活動をコントロールし、可視化し、洞察するためのツールや分析を提供するエンド・ツー・エンド・ソリューションとしてAmazon ビジネスを利用している」と話します。
「Amazon ビジネスがお客様に柔軟性を与えることで、お客様は自分たちにとって最も重要なことに集中し、時間を費やすことができるようになります。つまり、組織は、使いたいところに使いたい方法で資金を使い、組織内で誰がそのお金を使うかをコントロールできるようになります。Amazonビジネスのエンド・ツー・エンド・ソリューション力により、当社の顧客対応チームは大企業と協力して、その企業独自のビジネス調達ニーズを理解し、そのビジネス、要件、独自の購買基準に最も適したオーダーメードのソリューションを構築します」とアンガゴーは説明しています。
またトッドは次のように述べています。「スマート・ビジネス・バイイングは、機械学習と人工知能の集大成であり、私たちは調達の分野で、お客様が必要なものをスマートな方法で購入・供給し、お客様が本当にやりたいこと、つまり事業運営に自由に取り組めるように支援しています」
Amazonビジネスにプライム会員プログラムはありますか?
はい。Business プライムは、Amazonプライムに似ていますが、ビジネスの購買にあわせた特典がある、人気の会員プログラムとなります。対象商品の無料配送、お買い得商品のほか、「購買コントロール」や「購買分析」などの機能を提供します。Businessプライム会員には、さまざまな事業規模にあわせた特典と会員プランがあります。
お客様はAmazon ビジネスをどのように利用していますか?
アンガゴーは、「Amazon ビジネスは大企業から中小企業、個人事業主まで、お客様の日々の購買をサポート出来る」と話します。またそれだけではなく、Amazonビジネスは、サステナビリティ認証を受けた製品や、地元企業、多様な企業、その他の企業が販売する商品の調達も支援します。*(詳しくは後述する「誰がAmazonビジネスで販売していますか?」をご覧ください)
*一部日本ではご提供していない機能になります
「Amazonビジネスによってお客様は購買をコントロールし、また可視化することによってお金の使途を把握できるようになります。」とアンガゴーは述べています。「あなたが教師で、クラスのために特定の本や道具を購入したい場合、あなたは一連の購買プロセスを経る必要はありません。Amazon ビジネスのストアに行けば、生徒のために必要なものを購入できます。設定された予算を活用し、学期ごと、年ごと、月ごとなど、自分の好きなように管理することが可能です」
このようなメリットは、目に見える節約にもつながります。「価格を比較して調達することができ、その分、必要な投資に回すことができます」とアレックスは話します。
中小企業がAmazonビジネスで買い物をすると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
トッドによると、Amazonビジネスは、何十万ものセラーが販売するB2Bストアであり、慣れ親しんだAmazonの利便性の高い配送と、幅広い品揃えを競争力のある価格で提供しています。
「中小企業がビジネスの経営に専念できるよう、コスト削減と効率化の機会を提供します」とトッドは説明します。「今、一般消費者であるお客様が当然のように利用している利便性の高いサービスは、すべてビジネスのお客様にもご利用いただけます」
Amazonビジネスの大口顧客にとっての魅力は何か?
トッドは、「デジタル調達」つまりAmazonビジネスでの調達は、大企業にとって新しい概念であると言います。大企業は通常、限られたサプライヤーと交渉し、購入します。Amazonビジネスを利用すれば、1つの店舗で何十万ものサプライヤーにアクセスすることができます。
トッドは、「大規模な組織にとっては、本当に大きなチャンスです」と言います。「彼らはより効率が上がり、コストを削減し、サプライヤーを合理化することができ、大きな利益につながります」
「時に私たちは、Amazonが消費者に提供している、でも一般的にビジネスの世界には存在しない素晴らしいものの数々を忘れてしまうことがあります。例えば、商品がいつ届くかを知ることができるというような単純なことです。その点について、私たちは何百万点もの商品を翌日にお届けできます」
Amazon ビジネスは、大口注文における適切な価格を見つけるサポートもします。
「黒い椅子を500脚購入したい場合、椅子を販売していることが分かっている販売事業者に見積依頼書を送付し、注文に入札する機会を提供します。これは 『相見積もり 』と呼ばれるもので、お客様の予測される一括購入のニーズに対応するための提案です」
誰がAmazonビジネスで販売していますか?
Amazonビジネスは、そのストアの中で数億の商品を提供しています。Amazon.co.jpで販売しているほとんどの販売パートナーは、Amazonビジネスストアにも自動的に含まれます。
また、Amazonビジネス内のチームは、企業のお客様に人気がありそうな商品を持つ販売事業者様を特定し、品揃えの拡充にも取り組んでいます。「Amazonではこれまでも個人向けのシュレッダーを販売してきましたが、Amazonビジネスでは業務用のモデルの取り扱いをしています」とトッドは言います。
中小企業や多様な企業がAmazonビジネスで販売すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
お客様は、Amazonビジネスのストアを利用することで、無駄なく資金を使えるようになるだけでなく、利用を通じてお客様の地域社会をサポートすることができます。
「良い例として、ある地方自治体から調達を地元の地域社会で実現したいとの要望がありました。私たちは、地元の企業が優先サプライヤーに指定されるよう協力し、組織の支出が地域の中でとどめることができるようにしました。 このようなことができるのは、ある企業が中小企業、黒人、退役軍人、女性が経営する企業として認定されている場合に、米国連邦政府やその他の標準化団体からその認定の資格内容を私たちが入手し、ビジネスオーナーや大企業の調達担当者が、実際に購買者にそれらの特定の企業を支援するよう指示できるようなツールを設計しているからです*」とアンガゴーは説明しています。
*日本ではご提供していない機能になります
アンガゴーはさらに、大企業が中小企業と交流するのは、そのプロセスやシステム要件からして難しい場合があると補足しています。「私たちはそれを促進し、中小企業と大企業をつなぐことができるのは素晴らしいことだと思います。私たちの目的は、多様な、小さな地元の販売事業者が大きな組織と交流できるようにすることです」
軍がその良い例です。中小企業や地元企業からより多くの商品を購入し、地域社会で雇用を維持・創出することに意欲的なAmazonビジネスは、空軍の調達担当者が10万社以上の中小企業のデータベースにアクセスできるようにしてから、空軍基地から50マイル以内にある地元の中小企業が関連物資を販売しているかどうかを確認できるようにしました。米国空軍は、Amazonビジネスを通じて2,600の地元中小企業から7,600件の購買に至っており、129万ドルが、女性経営、退役軍人経営、これまで取引がなかった商業地区にある企業などの小規模の事業者に支払われたといいます。
「これは、まさに ボックスにチェックマークをつけるようなものです。お客様が『地元のサプライヤーから購入してほしい』というルールを設定すると、そのお客様が購入しようとしたときには、その地元のサプライヤーの製品だけに絞られるのです。それは、つまりこのようなコントロールと能力を、お客様の手持たせるということです」
Amazonビジネスはどこで利用できますか?
Amazonビジネスは米国でスタートし、その後、カナダ、英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、日本、インドに拡大しています。
詳しくは、Amazonビジネスのウェブサイトをご覧ください。